10月13日『麻酔の日』
お恥ずかしながら、息子の誕生日でもあるのに、 この歳になるまで、10月13日が「麻酔の日」であることを、まったく知らなかった。 1804年(文化元年)10月13日、華岡青洲により、世界で初めて全身麻酔が行われ、 日本麻酔学会では、10月13日を記念して「麻酔の日」に制定したという。 世界で初めて、全身麻酔が施された場所は、大和国宇智郡五條村。 60代の女性に対して、通仙散のよる全身麻酔で、乳がんの摘出手術を行ったという。 同じく和歌山県出身の有吉佐和子が書いた「華岡青洲の妻」がベストセラーになり、 華岡青洲の名は、広く知られたこともあるが、10月13日が「麻酔の日」ということは一般にはまだまだ知られていないのでは・・・ 夕食をとりながら、図らずも「麻酔の日」に生まれたことを、 知らなかった無知を詫びつつも・・・誕生日祝いの和やかなひと時。 息子には、そんな記念すべき日に生を受けたことも ときに想い出しながら、社会に貢献すべく巣立って欲しい。