社会保険労務士法人長谷川社労士事務所

「貸し切りヘアサロン」をコンセプトに売上アップ

16.04.08
業種別【美容業】
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サロンのオーバーストアや、低料金店の台頭により、美容業界の経営は年々厳しさを増しています。 

ただ、向かい風ばかりではありません。外国人来店者の増加や、まつげエクステンションの美容師の業権の認可など、サロンオーナーにとってうれしい情報もあります。 

そこで、今回はこの逆境時代を生き抜くために、売上・利益率向上の施策を行っているサロンを取り上げます。
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サロンRさんは「貸し切りヘアサロン」というコンセプトを打ち出しています。しかし、このコンセプトは開業当時からあったわけでないと代表は言います。 

「開業した当初は、ただおしゃれなヘアサロンを目指していました。『貸し切りヘアサロン』をコンセプトにしたのは、お客様から『ひとりサロンでくつろげたから』という声をいただいたからですね」 

「貸し切りヘアサロン」の効果は、お客様にインパクトを与えるだけではありません。特定のお客様をサロンから遠ざけ、一生お付き合いできるお客様を選別する役割もあります。 

「特定のお客様とは、チェーン店に通うタイプの人などです。あえて敷居を高くしておくことで、目先の売上に一喜一憂されず、一生お付き合いできるお客様を見つけることができるのです。売上は年単位や月単位で考えるものではありません。『貸し切りヘアサロン』だと、一生お付き合いしてくださるお客様を大切にできます」 

サロンRは、他のサロンにはないコンセプトを作ることで、リピートしてくれるお客様を獲得しているのです。


となりのヘアサロン 


【記事提供元】 
サロンオーナー2016年4月号(理美容教育出版)