社会保険労務士法人長谷川社労士事務所

趣味を全面に押し出した店舗づくりで、付加価値アップ

15.12.04
業種別【美容業】
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現在、ヘアサロンは飽和状態にあります。そうした状況下で自店を選んでもらうのは難しいことです。 

お客様に「自分にとって、なくてはならない美容室」と認識してもらう。つまり、お客様から価値があると判断してもらえるヘアサロンを、つくらなければいけません。では、価値をどのようにして、構築すればいいのでしょうか? 

男性を意識したウェスタン調の店舗づくりを行っているサロンKさんに、お話を伺いました。
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サロンKの代表がウェスタン好きという理由から、木目を基調にしたウェスタン風の店舗になったという。サロンを経営していく上で、趣味を全面に出していくことは、メリットとデメリットの両方が付きものだと、代表は言います。 

メリットは、ある程度、経営者側がお客様を選ぶことができるところにあります。具体的に言うと、自分たちと相性がいい、あるいはウマが合う、話が合う、そんなお客様に来店してもらいやすいのです。なので、お互いのコミュニケーションが取りやすく、リピートにつながります。 

デメリットとして挙げられるのは、女性や若年層の男性などに、アピールが行き届かないところです。高校生以下の子たちにとって、サロンKの店構えはハードルが高く感じてしまうのでしょう。サロンKはこのハードルを下げるために、ホームページなどを使い、内装をオープンにする取り組みを行っています。 

自分の趣味を全面に出すことにより、同じ趣味を持つお客様から価値を感じてもらい、自店を選んでもらいやすくなります。割り切って自分の趣味を押し出すことは、価値をつくる手法の1つなのです。


となりのヘアサロン 


【記事提供元】 
サロンオーナー2015年12月号(理美容教育出版)