警察犬になったトイプードルの「アンズ」・・・佐藤です。
警察犬と言うと、シェパードやドーベルマン、ラブラドール・レトリバー等、大型犬がほとんどです。日本で警察犬として認められている犬種は、他にエアデール・テリア、ボクサー、コリー、ゴールデン・レトリバーと7種類でしたが、2015年に変更があり、規定の訓練資格を取っていれば、小型犬でも受験できる事になりました。 そんな小型犬の中でも、愛玩犬として改良されてきたトイプードルが、厳しい訓練を経て、見事試験に合格したのでした。 でも事件現場にトイプードルを連れて行ったら、「犬、間違えていません?」と言われそうですよね。(笑) ところが、小型犬も意外に期待されているようです。 例えば、 ・鼻の位置が低い為、大型犬が見逃すかもしれない小さなものも、発見できる可能性がある。 ・ショッピングモールや駅・電車の中等人がたくさんいる場所での活動には、小型犬のほうが使いやすい。 ・人混みの中で事件が起きた場合、シェパードが出動するとものものしくて、犯人に気付かれてしまいそうですが、小型犬だと普通に散歩させているように見えて警戒されない。 ・大型犬が入れない狭い場所にも入っていける。 ただ、シェパードが一晩中歩き回っても平気なのに対して、「アンズ」はその数分の一しか歩けないと言う持久力の問題があり、今できるだけ歩かせるようにしているようです。