山内経営会計事務所

記事一覧

成長意欲が低い従業員の心に火を灯すには

21.12.27
チームビルディング

世界に比べて、日本の生産性の上昇ペースが遅いと言われています。その理由の一つとして、企業の教育訓練費の金額が少ないということが挙げられます。中小企業に研修講師として伺うと、従業員の学ぶ意欲が低いのもひしひしと感じます。外部講師としては、そんな状況は逆に闘志が湧くのですが、経営者としては、つまらない研修をしてしまったら、従業員の不満が高まるのではないか・・・と恐れる気持ちも分からないでもありません。成長意欲の乏しい従業員の心に火を灯すには、どうすれば良いのでしょうか?

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あなたの周りに「メンドクサイ人」を置いていますか?

21.09.26
チームビルディング

パラリンピック期間中に「アニメ・イン・ザ・ダーク」というテレビ番組を見ました。 パラリンピック競技であるゴールボールを表現するアニメの制作過程を追ったドキュメンタリーです。 ゴールボールは、簡単に言うと「目隠しをした3対3のハンドボール」です。 番組の主人公は、アニメ制作監督の高橋さん。 目の見えない状況にあるゴールボール女子日本代表が、なぜ敵のフェイントに惑わされずに、敵やボールの位置を把握できるのか?に迫るアニメを作ろうとします。 そのために目指したのは、私たちから見えるゴールボールという競技ではなく、目隠しされた選手たちがどう視えているか?選手の脳内のイメージを描こうとしました。 この番組で一番印象に残ったシーンは、番組後半に高橋さんが、「みんな〇〇〇にメンドクサイです。おかげで収集つきませんけど。」と言って満足そうに笑ったシーンです。 収集がつかないのに、なぜ、高橋さんは満足げだったのでしょうか?

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負けない組織の創り方~何故やり方は同じなのに結果が違うのか?

21.07.07
チームビルディング

サッカーJ1リーグ川崎フロンターレの独走が止まりません。J1が開幕して前半がほぼ終わりましたが、いまだに負けなしです。前監督の風間氏と鬼木監督の目指すサッカースタイルはほとんど同じなのに、鬼木監督になってからタイトルを取りまくっています。以前のチームは強さともろさが同居していたので、年間を通して取りこぼしが多かった気がします。しかし、今のチームはそういったことがありません。「やり方」は以前と同じなのに、出ている成果が違う。なぜ、こんなことが起こるのでしょうか?

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なぜ、教科書通りのやり方では新入社員の離職を防げないのか?

21.04.14
チームビルディング

昨日お客様からお電話がありました。相談内容は、娘が4月から新卒で働き始めたが、組織がブラックすぎなので「辞めたい。」と言ったところ、脅迫まがいの嫌がらせを受けている・・。というものでした。話を聞いていると、とても新入社員(特に女性)が定着しそうにない会社でしたが、日本の企業は、多かれ少なかれ同じ課題を抱えています。日本では新入社員の6割以上が3年以内に仕事を辞めているというデータがあるのです。今回は、新入社員の離職を防ぐための正しい取組についてお伝えします。

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人が「的外れ」な行動をしてしまうその理由とは?

21.03.24
チームビルディング

オリンピック開幕まであと5か月という時期に、大会組織委員会が迷走しています。会長である森喜朗氏が、女性蔑視ととられる発言をしたことに対して国民からの批判が大きくなり会長を辞任しました。今回は、森さんの発言そのものに注目が集まりましたが、組織のリーダーは、「個人の問題」も「組織の問題」として捉えることが大切です。では、大会組織委員会の組織の問題とは何でしょうか?

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箱根駅伝敗者の弁に学ぼう。そして、おめでとうございますPart2

21.01.13
チームビルディング

前回、箱根駅伝の創価大学の敗因について書きました。前回の内容はこちら衝撃的な結末だったので、その勝ち方よりも負け方がクローズアップされています。戦術的に見れば、「適所適材マネジメントの失敗」が最大の敗因だったのですが、戦略的に見るとまた違った面が明らかになります。それは、チームの目標が総合3位だったことです。

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箱根駅伝敗者の弁に学ぼう。そして、おめでとうございますPart1

21.01.06
チームビルディング

2021年の箱根駅伝は、大逆転で幕を閉じました。最終10区にタスキが渡ったときの差が3分以上あったので、逆転は九分九厘無いと思ったのですが、勝負は下駄を履くまで分からないとはこのことですね。個人的にはジャイアントキリングが起きそうで、ワクワクしていたので残念です。終わった瞬間の私の感想は、「敗因は〇〇の失敗」だな-。 でした。そして創価大・榎木監督のインタビューを聞いて、創価大学が短期間でこれだけの成果を上げたのもうなずけました。監督、敗戦して直ぐなのに、冷静に自分の役割を把握していましたね!で、この記事を書くにあたり、榎木監督のインタビューを確認しようとすると、監督のコメントに対して賛否両論あるみたいです。捉え方によって賛否が分かれるのはこの部分だと思います。「選手たちはよく戦ってくれたと思います。 ただ、やっぱりアンカーにしっかり走れる選手を据えられなかったというのは、 指導力不足だと感じましたし...」では、賛否の「捉え方」の違いはどこからくるのでしょうか?

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日本のお家芸、ジョブローテーションを見直して経営幹部を育成ましょう。

20.11.23
チームビルディング

「ジョブローテーション」と言っても聞き慣れない言葉かもしれませんが、日本型メンバーシップ雇用の人事管理用語です。数年ごとに転勤や異動を行ない、職種や仕事内容をローテーションすることで適性を見極めることを通じ、会社の中核を担う人材を育てていくことを目的として行われています。しかし、外国人材の採用や海外との取引を考える場合や、経営幹部育成においては問題となる場合が目につきます。

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管理職の「マネジメント能力」と自立的人材を育てるテレワーク

20.11.10
チームビルディング

テレワークによって生産量が5倍に高まったチームがあります。その一方でメリハリがつかないことによって生産性が下がり残業時間が大幅に伸びたチームもあります。どちらも同じ会社の別のチームです。なぜ同じ会社でこれほどまでに差が出るのでしょうか?その理由は、リーダーのマネジメント能力の差に他なりません。

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不確実な未来に備える「シナリオ・プランニング」

20.10.26
チームビルディング

先日、チームビルディングの合宿で、シナリオ・プランニングについて学びました。シナリオ・プランニングを簡単に説明すると、複数の未来を予測して、その予測しうる未来のシナリオに応じて、自社のビジネスモデルを変えることを考える「トレーニング」のことだそうそうです。言いかえれば「未来のリハーサル」です。しかし、結果として起こらない未来に対しても、「未来のリハーサル」をすることになります。私は、前日から課題図書を読んでいたのですが、読めば読むほどモチーベーションが下がっていきました・・。