人が「的外れ」な行動をしてしまうその理由とは?
オリンピック開幕まであと5か月という時期に、
大会組織委員会が迷走しています。
会長である森喜朗氏が、
女性蔑視ととられる発言をしたことに対して
国民からの批判が大きくなり会長を辞任しました。
今回は、森さんの発言そのものに注目が集まりましたが、
組織のリーダーは、
「個人の問題」も「組織の問題」として捉えることが大切です。
では、大会組織委員会の組織の問題とは何でしょうか?
大会組織委員会が迷走しています。
会長である森喜朗氏が、
女性蔑視ととられる発言をしたことに対して
国民からの批判が大きくなり会長を辞任しました。
今回は、森さんの発言そのものに注目が集まりましたが、
組織のリーダーは、
「個人の問題」も「組織の問題」として捉えることが大切です。
では、大会組織委員会の組織の問題とは何でしょうか?
組織の目的は何か?で判断する。
大会組織委員会は財団法人なので、定款があります。
そういった法人の定款にはだいたい「目的」の項があります。
「オリンピック競技大会及びパラリンピック競技大会の準備及び運営に関する事業を行い、
もって大会の成功に期することを目的とする。」
これが大会組織委員会の目的です。
国を挙げての一大イベントですので、
成功には国民の賛同と協力が必要です。
組織の目的から考えるのであれば、
森氏の発言が問題視されたらすぐに、
理事会は森さんに対する解任動議を発議するべきでした。
確かに、森元総理の影響力が絶大で、
解任を言い出しにくいといった面もあるでしょう。
しかし、皆さんも思い当たることがあると思います。
組織で活動するうえで、そういった忖度は、
百害あって一利なしということを。
問題に対する対処は迅速が第一です。
理事会が適切な判断・行動ができなかった結果、
オリンピックに対する国民のイメージは悪化し、
一時は開催を危惧する声が出るほどでした。
なぜ、目的を見失うのか?
私たち一人ひとりは、
(ほぼ無意識に)個人として目的を持っています。
日々いろいろな仕事で忙しく過ごしていると、
「個」の目的が優先され、
組織の目的はどうしても忘れがちになります。
森氏が自分の目的を優先し、
続投(組織の目的から外れた行動)をしたように・・・。
これは企業においても同様で、
現場で仕事をする従業員一人ひとりは、
それぞれの人生の目的があって働いています。
忙しくなると、
「目の前の仕事を早く終わらせる」など自分の目的が優先され、
組織の目的に沿わない行動をしてしまうことがあるのです。
周りの人からすると、
「なんでそんな選択をしたの!!?」
となるときは、
個人の目的が優先されたからだと考えられます。
皆さんも、忙しい日々の中で、
組織のリーダーとして、
難しい決断や判断に迫られることがあると思います。
そんなときは、
「会社の事業の目的は何か?」
「私たちのチームに任された目的は何か?」
ということに意識を向けられると、
判断のスピードが速くなり、
間違うことも少なくなると思います。
また、チームのメンバーと意識を合わせるためにも、
日ごろから「チームの目的」について話し合う機会を設けると良いでしょう。
目的の共有に時間を使うことが、
長期的視点で見ると組織の生産性を上げることにつながるのです。
大会組織委員会は財団法人なので、定款があります。
そういった法人の定款にはだいたい「目的」の項があります。
「オリンピック競技大会及びパラリンピック競技大会の準備及び運営に関する事業を行い、
もって大会の成功に期することを目的とする。」
これが大会組織委員会の目的です。
国を挙げての一大イベントですので、
成功には国民の賛同と協力が必要です。
組織の目的から考えるのであれば、
森氏の発言が問題視されたらすぐに、
理事会は森さんに対する解任動議を発議するべきでした。
確かに、森元総理の影響力が絶大で、
解任を言い出しにくいといった面もあるでしょう。
しかし、皆さんも思い当たることがあると思います。
組織で活動するうえで、そういった忖度は、
百害あって一利なしということを。
問題に対する対処は迅速が第一です。
理事会が適切な判断・行動ができなかった結果、
オリンピックに対する国民のイメージは悪化し、
一時は開催を危惧する声が出るほどでした。
なぜ、目的を見失うのか?
私たち一人ひとりは、
(ほぼ無意識に)個人として目的を持っています。
日々いろいろな仕事で忙しく過ごしていると、
「個」の目的が優先され、
組織の目的はどうしても忘れがちになります。
森氏が自分の目的を優先し、
続投(組織の目的から外れた行動)をしたように・・・。
これは企業においても同様で、
現場で仕事をする従業員一人ひとりは、
それぞれの人生の目的があって働いています。
忙しくなると、
「目の前の仕事を早く終わらせる」など自分の目的が優先され、
組織の目的に沿わない行動をしてしまうことがあるのです。
周りの人からすると、
「なんでそんな選択をしたの!!?」
となるときは、
個人の目的が優先されたからだと考えられます。
皆さんも、忙しい日々の中で、
組織のリーダーとして、
難しい決断や判断に迫られることがあると思います。
そんなときは、
「会社の事業の目的は何か?」
「私たちのチームに任された目的は何か?」
ということに意識を向けられると、
判断のスピードが速くなり、
間違うことも少なくなると思います。
また、チームのメンバーと意識を合わせるためにも、
日ごろから「チームの目的」について話し合う機会を設けると良いでしょう。
目的の共有に時間を使うことが、
長期的視点で見ると組織の生産性を上げることにつながるのです。