平成28年の路線価からみる地価の傾向
今年も7月1日に路線価が国税庁から公表されました。路線価とは、相続税・贈与税の計算をする際に使用する土地の評価額の基準となるもので、路線価が付されている道路に面している土地の1㎡当たりの単価です。国税庁のHPで誰でも見ることができます。http://www.rosenka.nta.go.jp/実際に評価額を計算する際には、路線価に各種の補正計算をして算出しますが、単純に路線価×面積で評価額のある程度の目安がつきます。平成28年の路線価は、前年と比較して全国平均で0.2%上昇しています。全国平均が上昇となったのはリーマンショック前の平成20年以来8年ぶりです。しかし、地域によっては下落しているところもあり、地域間の地価の格差が広がっている傾向があります。