自分さえよければいい?~囚人のジレンマ~
自分さえよければ周りのことなんてどうでもいい。 そんな風に考えてしまう人がいて、まさに、コロナが流行し始めた当初のマスクの買い占めなんかがその典型なのかなと思います。 今回はそんな自分さえよければいいという考え方にも関係がある囚人のジレンマというものをご紹介したいと思います。 囚人のジレンマとは? 囚人のジレンマとは個人ごとに自分にとって一番有利な選択肢を選んだ場合、全員で協力した場合より悪い結果が生じるというゲーム理論におけるモデルの1つです。 (ちなみにゲーム理論とは「利害関係を持つ相手がいる状況で、自分と相手の利益を考え、最適な行動を決める」ための思考法のことを言います。) 囚人のジレンマというちょっと怖い名前が付けられているのは、このジレンマが囚人(容疑者)の次のような状態に置かれたときの心理状態をよく表しているからです。