「テレワーク」で会議をするときに大切なこと~「組織力」について
日本全国の
チームビルディングコンサルタントたちと、
「テレワーク」のセミナーを、
「テレワーク」で作っています。
チームビルディングを学んでいる仲間たちなので、
会議において活発な意見を交換し、合意を得るために何が大事なのか?
は分かっています。
しかし、そういったことが分かっていても議論に入り込み過ぎると、
議論を「ふかん」して見ることが難しくなります。
今回は、「組織力」について体験から学んだことをお伝えしたいと思います。
チームビルディングコンサルタントたちと、
「テレワーク」のセミナーを、
「テレワーク」で作っています。
チームビルディングを学んでいる仲間たちなので、
会議において活発な意見を交換し、合意を得るために何が大事なのか?
は分かっています。
しかし、そういったことが分かっていても議論に入り込み過ぎると、
議論を「ふかん」して見ることが難しくなります。
今回は、「組織力」について体験から学んだことをお伝えしたいと思います。
チームビルディングの「組織力」って?
チームビルディングとは、「今いるメンバーで業績(生産性)をあげるチームづくり」を継続的に行っていくことです。
最強のチームビルディング®では、
「人材力」「組織力」「関係力」の3つのポイントを意識しながらチームづくりを進めていきます。
3要素のどのレベルに組織の問題があるのかを把握し、
そのポイントから改善することで、働き方を再構築していくうえでの再現性を高めているのです。
「人材力」とは、人と人とは違う、ということを、自分も周囲も理解し、それぞれの強みを活かし合うことを大事にすること。
「組織力」とは、そんな多様なメンバーが集まって成果を出すために、共通の目的・目標やルールなどを決めるということ。
「関係力」とは、多様なメンバーの強みを活かすコミュニケーションを理解し実践するということ。
現場で働く人々のこれらの3つの力が、それぞれどれくらいのレベルにあるかを知り、
ボトルネックとなっている力を底上げすることにより、
チーム全体の力を上げていきながら、組織の働き方を再構築していくのです。
意識したのは「組織力」
いままで私たちは、セミナーの開催を基本的に「個の力」によって行ってきました。今回、仲間たちに向けセミナーの開催を全員で行うことを提案し、
賛同する仲間とともにセミナーを創っています。
チームビルディングを学ぶ仲間なので、
メンバーがどういった「強み」をもっているかは、だいたい分かっています(人材力)
異なった人材が、有意義に議論するためのコミュニケーションの手法も、
一通り学んでいるので、活発に議論することができます(関係力)
今回のチームでボトルネックとなっているのは「組織力」です。
そういった前提の上で、まず私が意識したのは、
「このセミナーが出来れば、皆の仕事のビジョンがどうなるか?」
を意識してもらうことです。
セミナーの共催を提案した時に、参加を表明した人たちの「目的」は様々でしょう。
「皆で作るセミナーに興味がある」
「セミナーの構成、どうなるの?」
「このセミナーを通じて、全国の見込み客と知り合いたい」
「楽してセミナー開催するチャンス(笑)」
セミナーが実現した後のビジョンが分かっていないので、
参加する人たちの「目的」はバラバラです。
メンバーはそれぞれ事業をもつ経営者なので、
参加の目的がバラバラのままでは、チームの一員として主体的に動いてはくれません。
「セミナーのパワポは共有するので、そのままあなたもセミナー出来るよ」
「このセミナーが完成したら、それぞれの「強み」を活かしてセミナーが共催できるよ」
「セミナー開催に対する負担も、シェアできるよ」
「オンラインセミナーなので、見込み客は全国に広がるよ」
こういったことを何度も何度も、伝えていきました。
この、「ビジョン」や「目的」を共有していくことが、
「組織力」を上げていくということなのです。
自分の考えは、思っている以上に伝わらない
「ビジョン」を何度も伝えるのは、何度も伝えないとしっかりと伝わらないからです。
「ビジョン」は映像として頭のなかに浮かばなければなりません。
自分で考えた場合は、映像として「ビジョン」が浮かびます。
しかし、人の「強み」は人それぞれです。
「強み」が違うと、情報の受取り方も変わります。
そのため、何度も何度も、場合によっては表現も変えて伝えないと、
相手の頭に、「ビジョン」が描けるようにならないのです。
「組織力」を意識していても、議論がまとまらない!(笑)
セミナーに向けての第1回目の会議は、私が作ったセミナースライドをたたき台に、どう分かりやすくするか?が主な議題でした。
メンバーは、今後、自分がこのセミナーを話すことが前提ですので、
様々な意見をぶつけてきました。
しかし、皆の強みがバラバラなので、
出てくる意見もバラバラです。
間違ったことは言っていないので、
意見を集約することができませんでした。
時間だけがどんどん過ぎていきます。
そんなとき、一人のメンバーが声を上げます。
「このセミナー、誰に向かって何を伝えたいですか?
その人が、どう行動を変えてくれたら良いですか?
ということが共有されていないので、
みんなの意見がバラバラなんだと思います。」
そう・・・私はセミナーで伝える内容の「目標」を伝えていなかったのです。
自分では真剣に考えて作っているので、
当たり前にそれが伝わっていると思い込んでしまうのです・・・。
この意見には、ほんと~にハッとさせられました。
「目標」があいまいだから、意見の焦点がズレてくる・・。
チームビルディングは、やりながらでないと学べませんね・・・。
なぜ「組織力」を上げる必要があるの?
なぜ組織力を上げる必要があるかというと、そもそも人の「強み」(人材力)がバラバラだからです。
このバラバラの「強み」が自分勝手に発揮されないようにしなければなりません。
「ビジョン」「目的」「目標」「ルール」「といったものをメンバー全員が共有して、
初めて建設的な議論が出来たり、仕事を効率的に行えるようになるのです。
しかし、目の前の仕事に追われていると、
効率が優先されて、なかなかそういった時間を持つこともできません。
「組織力」を上げていくためには、
意図的にそういった時間を持つことが重要です。
最近も、メンバーの一人から、
「ビジョンや目標が伝わってないので、
もう少しちゃんと伝えたほうが良いんじゃない?」
と言われちゃいました。
「組織力」を上げるって難しいですね(笑)
10/21に、
「テレワークで目標を実現するチームの作り方」セミナーを行います。
テレワークに限らず、
組織の生産性を上げていくためには何を意識しないといけないか。
が分かる内容となっています。
「テレワークゲーム」で体験しながら、
「組織力」の上げ方についても学べる内容となっています。
詳しくはこちらから
今回は、講師の私の紹介であれば特別料金で受講できますので、
興味がある方はご連絡ください。