山内経営会計事務所

コーチングでは部下を育てることはできない

24.06.23
チームビルディング
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最近、経営者の方の

コーチングをさせていただく機会が

増えています。

私がコーチングをしているときに
相手の成長を考えて、気を付けていることがあります。

今回はそんなことをご紹介します。

私が経営者向けコーチングを事業に取り入れて、
もうじき10年くらいになります。

そのなかに、初期のころから継続している

経営者がおられるのですが、

お話を聞いていると、


「そういうことを考えていたのか」

「あのときはそういう時期だったのか」


と初めて知ることがあります。

 

 

 

私の役割が変わったことで、

これまで見えていなかったものが

見えるようになったのは

良いことですが、


逆に言えば、

コーチとして関わらなければ

そういった内面や事情は

なかなか見えないということです。

 

 

 

企業の1on1導入の流れもあり、

コーチングは上司の必須スキルに

なりつつあります。

 

 

ただ私が気になるのは

コーチングの効果にばかり

目がいってないか

ということなのです。

 


たしかにコーチングが上手くなれば

人材育成や目標達成といった

成果もあがりやすくなります。

 

上司と部下の関係もよくなり、

仕事のロスも減ると思います。

 

それはそうなのですが、

コーチングでより重要なのは


相手の可能性を引き出すこと


だと私は思うのです。

 

 

今まで見逃していた才能を

上司部下がお互いに見つけることで、

その人自身の強みが活かされ

存在意義が満たされていく。

 

それが「結果として」

会社の成果となって現れる。

 

ここが大事なのです。

 

得たいものを直接得ようとすると

私たちは大抵つまづきます。

すぐに痩せたいからといって

痩せ薬のようなものに手を出すと

後悔しか残りません。

 

コーチングもこれと同じで、

直接部下を成長させようとすると

それはもうコーチングではなくなります。

 

遠回りに思うかもしれませんが、

部下や社員が成長するかどうかは一旦横に置いて


とにかく相手の可能性を見つけること、

引き出すことを考えてみてください。

 

きっとそこには
本人も気づいていなかった

思わぬ発見があるはずです。

 

追伸:

私も事業メンバーとして参画している

1on1マネジメントスクールでは

コーチングとティーチングだけでなく、

そこに目標管理を組み合わせて

目標達成できる1on1面談の

スキルを身につけられるスクールです。

 

何のために1on1面談をして

部下のモチベーションを高めるのか。

 

それはチームの目標を達成するためです。

 

しかし多くの会社では

1on1面談だけを単独で実施して


「それで?」


という状態になっています。

 

 

それは1on1面談で目標の話ができていない、

 

もしくはできていたとしても

目標管理のスキルがないために

目標達成に近づくための

建設的な1on1ができていないということです。

 

 

目的から考えれば、

1on1と目標管理は絶対に切り離せません。

 

これらは単独ではなく、

組み合わせなければ

効果が得られないものなのです。

 

 

そういったことを

実際に体験して頂きたいと思い、


成果の出る1on1セミナー

 

を開催することにしました。

 

 

ご都合が合いましたら、

ぜひご参加ください。