社会保険労務士法人村松事務所

記事一覧

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顧客サービスに活かす『ピークエンドの法則』とは

25.11.25
ビジネス【マーケティング】

人は出来事をすべての瞬間で評価するのではなく、「最も印象に残った瞬間(ピーク)」と「終わり方(エンド)」の2点を中心に全体を判断する傾向があります。この心理的な動きを「ピークエンドの法則」と呼びます。たとえば、旅館での滞在中に一度だけ心のこもった対応を受けたり、最後に笑顔で見送られたりすると、その体験全体を「とてもよかった」と感じることがあります。ビジネスにおけるピークエンドの法則の基本を押さえ、企業が顧客サービスに活かすための方法を考えていきます。

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外国人雇用の最新ルールと職場定着の実践術  (2/12)~制度対応から共に働ける組織へ~

25.11.19
セミナー案内

近年、外国人材の受け入れは中小企業にとって欠かせない選択肢となっています。2024年には「特定技能」制度が見直され、今後は人材育成と確保を目的とした新たな「育成就労」制度も創設されるなど、外国人雇用の法制度は大きな転換期を迎えています。しかし、制度の理解だけでは十分ではなく、文化的ギャップや現場でのコミュニケーション不全が離職につながるケースも少なくありません。本セミナーでは、行政書士が「特定技能」「育成就労」など最新の制度動向と実務対応を解説し、社会保険労務士が現場で起こるすれ違いの要因、外国人と日本人が理解し合うためのコミュニケーション術、定着率向上の仕組みづくりを事例とともに紹介します。 ✨このような方におすすめです✨🔵外国人を初めて採用する予定の企業🔵外国人の離職やトラブルに悩んでいる経営者・人事担当者🔵外国人社員との関わりに課題を感じている監督者やリーダー🔵外国人材の育成と「多様性のある職場づくり」を目指す方

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労働基準監督署からの呼び出し!?『出頭要求書』が届いた場合には

25.11.11
ビジネス【労働法】

労働基準監督署は、企業を監督・調査する機関であり、労働者からの相談や申告、あるいは定期的な監督のなかで、なんらかの労働法違反の疑いがある場合に企業を調査します。労働基準監督署の調査というと、突然の事業場への立ち入り調査をイメージしますが、最近では、事業場に立ち入らず、会社の責任者を呼び出して話を聞く形式の調査も増えています。この呼び出しの際に、労働基準監督署から送られてくるのが「出頭要求書」です。企業の代表者は特に理解しておきたい、出頭要求書が届いた際の適切な対処法や、出頭要求書を無視した場合のリスクなどについて解説します。

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境界線から生活音まで、身近な近隣トラブルを解決するには?

25.11.11
ビジネス【法律豆知識】

住まいや店舗・オフィスの近隣で起こる騒音、悪臭、境界線問題など、小さな生活トラブルが大きな争いへと発展してしまうケースも少なくありません。対応を誤ると法的責任を問われたり、関係が悪化して日常生活に支障をきたしたりする場合もあります。近隣トラブルが殺傷事件にまで発展した事例なども報じられています。今回は、よくある近隣トラブルの種類と初期対応として押さえておきたい基本的な対処法について、法律の視点からわかりやすく解説します。

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出張旅費を正しく処理する「実費精算」と「日当」の違い

25.11.11
ビジネス【税務・会計】

出張の多い経営者や従業員にとって、出張後の経費精算は手間のかかる業務の一つではないでしょうか。交通費や宿泊費の実費を一つひとつ精算する方法が一般的ですが、「出張旅費規程」を整備し「日当」を支給する方法を活用することで、経理業務の簡略化に加え、会社・従業員双方にとって税務上のメリットも期待できます。今回は、そんな「実費精算」と「日当」の仕組みとメリット、導入するうえでの注意点についてわかりやすく解説します。

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『年功序列』が適している組織と適さない組織

25.11.11
ビジネス【人的資源】

日本企業では、成果主義やジョブ型雇用が主流となりつつあるとされてきました。しかし、2025年に行われた民間の研究所の調査では、旧来の年功序列型の人事制度を望む声が、成果主義を上回る結果となりました。これは、調査開始から36年で初めての逆転現象であり、働き手たちの価値観が多様化していることを示しています。では、若い社員を中心に増えている年功序列を望む声に、企業としてどのように向き合えばよいのでしょうか。年功序列が適している組織と適さない組織について、多角的な視点から考えます。

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短時間労働者の労働時間延長と社会保険加入促進の取り組みを支援

25.11.11
ビジネス【助成金】

近年、短時間労働者が「年収の壁」(106万円・130万円)を意識して労働時間を制限する傾向が強まり、企業は人材確保に苦慮しています。こうした状況を打開するため、令和7年7月1日より「キャリアアップ助成金・短時間労働者労働時間延長支援コース」が新設されました。本制度は、短時間労働者の労働時間延長と社会保険加入を促進し、企業の人材定着と従業員の処遇改善を両立させることを目的とした、企業と従業員の双方にメリットをもたらす助成金です。

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中小企業も標的に! いますぐ取り組むべきセキュリティ対策

25.11.11
ビジネス【企業法務】

近年、中小企業を狙うサイバー攻撃が急増しています。2024年に発表されたIPAの実態調査によると、約7割の中小企業で組織的なセキュリティ体制が整備されておらず、過去3年間にサイバー攻撃を受けた企業のうち約7割で取引先にも影響が及ぶ「サイバードミノ」が発生しています。取引先を装ったメールや従業員の情報漏洩、不正アクセスによるシステム被害など、規模を問わずあらゆる企業が狙われています。今回は、中小企業が狙われやすい理由と、今すぐ実践できる具体的な対策について解説します。

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ユーザーが作る『UGC』の重要性とマーケティングでの活用術

25.11.11
ビジネス【マーケティング】

マーケティング分野で「UGC」というワードが注目を集めています。UGCとは「User Generated Content」の略称であり、商品やサービスを実際に利用した一般のユーザーによってつくられるあらゆるコンテンツを指します。SNSへの投稿やECサイトのレビュー、個人のブログ記事、感想動画など、UGCの形は多岐にわたるうえ、その拡散力は絶大です。近年のマーケティングにおいては、企業発信ではない、ユーザー発信のUGCをどのように活用するかが、成功のカギになるといわれています。UGCの力を最大限に引き出し、マーケティングに取り入れるための方法を解説します。

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薬を飲まない&服薬を止める『アドヒアランス不良』の患者にできること

25.11.04
業種別【医業】

診察時に「薬をきちんと飲んでください」と伝えても、実際には服薬を忘れたり、自己判断で中断したりする患者がいます。認知症などの場合、自身が病気であるという認識がないため、「薬なんて必要ない」と服薬を拒否してしまうケースがあります。また、症状がよくなってくると、「もう大丈夫」と考え、自己判断で服薬を止めてしまう患者も少なくありません。これらは、医師の指示通りに服薬しない、いわゆる「アドヒアランス不良」と呼ばれる状態です。薬を飲まない・止めてしまうアドヒアランス不良の患者への対応について、その原因や対策などを考えていきます。