社会保険労務士法人杉原事務所

記事一覧

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短時間労働者の労働時間延長と社会保険加入促進の取り組みを支援

25.11.11
ビジネス【助成金】

近年、短時間労働者が「年収の壁」(106万円・130万円)を意識して労働時間を制限する傾向が強まり、企業は人材確保に苦慮しています。こうした状況を打開するため、令和7年7月1日より「キャリアアップ助成金・短時間労働者労働時間延長支援コース」が新設されました。本制度は、短時間労働者の労働時間延長と社会保険加入を促進し、企業の人材定着と従業員の処遇改善を両立させることを目的とした、企業と従業員の双方にメリットをもたらす助成金です。

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中小企業も標的に! いますぐ取り組むべきセキュリティ対策

25.11.11
ビジネス【企業法務】

近年、中小企業を狙うサイバー攻撃が急増しています。2024年に発表されたIPAの実態調査によると、約7割の中小企業で組織的なセキュリティ体制が整備されておらず、過去3年間にサイバー攻撃を受けた企業のうち約7割で取引先にも影響が及ぶ「サイバードミノ」が発生しています。取引先を装ったメールや従業員の情報漏洩、不正アクセスによるシステム被害など、規模を問わずあらゆる企業が狙われています。今回は、中小企業が狙われやすい理由と、今すぐ実践できる具体的な対策について解説します。

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ユーザーが作る『UGC』の重要性とマーケティングでの活用術

25.11.11
ビジネス【マーケティング】

マーケティング分野で「UGC」というワードが注目を集めています。UGCとは「User Generated Content」の略称であり、商品やサービスを実際に利用した一般のユーザーによってつくられるあらゆるコンテンツを指します。SNSへの投稿やECサイトのレビュー、個人のブログ記事、感想動画など、UGCの形は多岐にわたるうえ、その拡散力は絶大です。近年のマーケティングにおいては、企業発信ではない、ユーザー発信のUGCをどのように活用するかが、成功のカギになるといわれています。UGCの力を最大限に引き出し、マーケティングに取り入れるための方法を解説します。

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薬を飲まない&服薬を止める『アドヒアランス不良』の患者にできること

25.11.04
業種別【医業】

診察時に「薬をきちんと飲んでください」と伝えても、実際には服薬を忘れたり、自己判断で中断したりする患者がいます。認知症などの場合、自身が病気であるという認識がないため、「薬なんて必要ない」と服薬を拒否してしまうケースがあります。また、症状がよくなってくると、「もう大丈夫」と考え、自己判断で服薬を止めてしまう患者も少なくありません。これらは、医師の指示通りに服薬しない、いわゆる「アドヒアランス不良」と呼ばれる状態です。薬を飲まない・止めてしまうアドヒアランス不良の患者への対応について、その原因や対策などを考えていきます。

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店側のミスかどうか真偽不明でも? 返金対応が必要なケースとは

25.11.04
業種別【飲食業】

お客からのクレームのなかでも、返金要求を伴うものは、店舗の信頼性や顧客満足度に直結します。しかし、原因が本当に店側にあるのか、事実関係がはっきりしない場合も少なくありません。たとえば「料理に髪の毛が入っていた」というお客の訴えに対し、調理過程を振り返っても該当する原因が見当たらないケースなどが考えられます。このような場合には、返金するのが最善の対応なのでしょうか。飲食店で発生するさまざまなクレームのなかから、特に返金対応が必要な場合の判断基準について考えていきます。

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介護現場でよく起きるミスをなくす方法とは

25.11.04
業種別【介護業】

介護現場では、さまざまなことに対応しなければならないため、職員は常にいろいろなものに注意を払っています。しかし、忙しい日々が続くと、思いがけないミスが発生することもあります。介護現場でよくあるミスは、利用者の転倒・転落・誤嚥・誤薬などの身体的事故、情報伝達の不備・個人情報漏えい・不適切なケアなどの人的ミス、そして福祉用具の故障などの設備の不具合と多岐にわたります。特に転倒・転落事故は多くの施設で発生しており、利用者の骨折など大きな怪我につながるリスクが高い事故となるため対策が必要です。

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安全確保のために必要な建設現場の『KY活動(危険予知活動)』

25.11.04
業種別【建設業】

建設現場には高所での作業や重機との連携、複雑な構造物への対応など、予測できないリスクが数多く存在します。こうしたリスクを避けて、作業員の命と安全を守るために重視されているのが「KY活動(危険予知活動)」です。KY活動は、現場に潜む危険を事前に見つけ出し、事故を未然に防ぐための訓練や話し合いのことを指し、「危険予知訓練(KYT)」とも呼ばれます。建設現場でKY活動が重視されるようになった経緯や、実践のためのステップなどを解説します。

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歯科医院の倒産が過去最多! 生き残るための口コミ&SNS戦略

25.11.04
業種別【歯科医業】

2024年の歯科医院の倒産件数は、過去最多を記録しました。全国に約6万7,000軒ある歯科医院は、まさに飽和状態にあり、競合がひしめく厳しい状況となっています。この激しい競争のなかで生き残るためには、よい治療を提供するのはもちろん、多くの患者に長く通ってもらうための「選ばれる理由」をつくる必要があります。その選ばれる理由をつくるためのカギとなるのが、口コミサイトやSNSです。直面する厳しい現状を乗り越えながら、口コミやSNSを活用して集患するための戦略を解説します。

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タワマン対策は本当に終わったのか? 評価見直し後も活かせる方法

25.11.04
業種別【不動産業(相続)】

2024年1月の税制改正により、タワーマンションを活用した相続税対策は大きく見直されました。これまで富裕層が利用してきた「市場価格と相続税評価額の大幅な乖離」を利用する方法は、従来ほどの効果を期待することがむずかしくなっています。しかし、「タワマン対策はもう使えない」という見方は必ずしも正しくありません。法改正後も、条件や活用方法によっては依然として有効なケースがあります。今回は、改正のポイントを整理しつつ、今後も検討可能で実務的な活用方法について解説します。

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不動産の売買や相続に必要な『登記原因証明情報』とは?

25.11.04
業種別【不動産業(登記)】

不動産の名義を変更するための登記申請手続きには、さまざまな書類が必要になります。そのうちの一つが、不動産登記法第61条に定められている「登記原因証明情報」です。登記原因証明情報は、登記が必要になった理由を公的に証明、公的かつ根拠となる重要な書類です。書類には、不動産の所有権が移る際、それが売買、それとも相続や贈与によるものなのかを、法務局の登記官に明確に説明するための情報が記載されています。不動産の売買や相続に関する登記を行う際に必要な「登記原因証明情報」について解説します。