コーディアル人事労務オフィス

記事一覧

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違法な処分に注意! 従業員に減給を課す際に知っておきたいルール

20.07.07
ビジネス【労働法】

自社の従業員が問題行動を起こした場合に、懲戒処分としてその従業員の給与を減らす、いわゆる減給を行うことがあります。 しかし、減給してよい金額や減給できる期間など、詳細を知る経営者は少ないのではないでしょうか。 これらのルールを守らないで減給した場合には、違法とされ、懲戒処分が無効になる場合もあります。 そもそも減給についての要件を知らないと、懲戒処分に該当しないケースなのに減給してしまっているという可能性もあります。 そこで、従業員に減給を課す場合に知っておかなければならないルールを説明します。

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導入する前に知っておきたい年俸制のメリットと注意点

20.06.23
ビジネス【労働法】

年俸制とは、年間で支給する賃金をあらかじめ決めておく賃金制度のことです。 月を単位として賃金を支払う月給制、日を単位とする日給制、時間を単位とする時給制とは異なり、基本的には前年の成果を踏まえて翌年の年俸額が決まります。一般的にはスポーツ選手などの報酬形態を思い浮かべる人も多いでしょう。賃金支給の基準となる期間が長くなるほど、自由度は増しますが、その分責任や求められる成果は重くなります。 もともと外資系企業などによく見られる報酬形態でしたが、成果主義の台頭や企業間競争激化の影響などもあり、近年では日本企業にも多く導入されるようになってきました。 年俸制における時間外労働の注意点と合わせてご紹介します。

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未払賃金請求の時効が延びた? 『改正労働基準法』のポイント

20.06.09
ビジネス【労働法】

2020年3月、『労働基準法の一部を改正する法律』(以下、改正労働基準法)が成立し、4月1日より施行されました。これにより労働者が未払賃金を過去に遡って企業に請求できる期間が、現行の2年から原則5年に延長されました。 この改正は、同じ4月1日施行の改正民法の中で、債務の時効が原則5年に延長されたことに合わせたものです。 今回は、改正労働基準法のポイントについて解説していきます。

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従業員への『解雇予告手当』の計算方法と注意点とは?

20.05.26
ビジネス【労働法】

新型コロナウイルスなどの影響によって経営難に陥り、これ以上従業員を雇用し続けることがむずかしい場合、経営者は従業員を解雇することができます。 ただし、従業員には事前に解雇日の通達を行い、解雇予告手当を支払わなければなりません。 では、どのぐらい前から通達を行い、どのぐらいの額の解雇予告手当を支払う必要があるのでしょうか。 従業員を解雇する際に知っておきたい、解雇予告手当の詳細について、紹介していきます。

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定期健康診断は延期もOK? 新型コロナに関する安全衛生面での対応

20.05.12
ビジネス【労働法】

新型コロナウイルスが猛威をふるうなか、企業側にも感染拡大防止に向けた措置が求められています。 このような状況下で業務を続けていくうえでは、労働安全衛生法に基づいて適切な対応をとらなくてはなりません。 もし、従業員が新型コロナウイルスに感染してしまったら、事業者としてはどのような対応をとればよいのでしょうか。 また、健康診断や安全委員会などは中止したほうがよいのでしょうか。 こうした企業の安全衛生について、労働安全衛生法と照らし合わせながら解説します。

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新型コロナの影響で休業または出勤する従業員への適切な措置とは

20.04.24
ビジネス【労働法】

新型コロナウイルスの感染拡大にともない、テレワークや時差通勤を導入する企業が増えています。 また、従業員を休ませる企業も少なくありません。 一方、多くの従業員を休ませることによって、出勤する従業員が通常よりも多くの業務に対応しなければならないという事態も起きています。 では、これらの従業員に対して、どのように対応すればよいのでしょうか。労働法の観点から、解説していきます。

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中小企業の事業主でも労災保険に入れる『特別加入制度』とは?

20.04.07
ビジネス【労働法】

通常、労働者災害補償保険(以下、労災保険)は労働者やその家族の生活を守るためのもので、事業主や自営業者、その家族などは保護する対象になりません。 しかし、なかには労災保険への『特別加入』が認められている事業主や、その家族もいるのです。 そこで今回は、どのような場合に労災保険に特別加入できるのか、その該当範囲を紹介します。

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作成するだけではNG! 就業規則の周知義務違反とは?

20.03.24
ビジネス【労働法】

社内でのマナーやルールなどをまとめた就業規則。実は作成するだけでなく、所轄の労働基準監督署へ届け出を行い、従業員への周知・明示することが義務づけられています。 この周知をきちんと行っていないと、たとえば従業員との間でトラブルが発生して裁判などに発展した際に、自社の就業規則が無効になってしまうこともあります。 そこで今回は、就業規則を作成してから周知する方法や、周知しなかった場合の罰則などを説明します。

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違反するとどうなる? 経営者なら知っておきたい最低賃金法とは

20.03.10
ビジネス【労働法】

『最低賃金法』とは、使用者が労働者に支払う賃金の最低額を定めた法律です。 各都道府県でその額は異なっており、従業員に対し、最低賃金よりも低い賃金しか払っていなかった場合、たとえ従業員との同意があっても、最低賃金との差額を支払わなければいけません。 もし支払いを拒否した場合には、罰則が科せられます。 そこで今回は、経営者が知っておくべき最低賃金法について説明します。

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労働契約を円満に終了させるには、どうすればいい?

20.02.25
ビジネス【労働法】

使用者側から申し出て、従業員との労働契約を一方的に終わらせることを『解雇』といいます。 当然ながらどんな状況でも『解雇』できるわけではなく、客観的に見て『合理的な理由』があり、「社会通念上相当」である必要があります。 しかし、『合理的な理由』について、法律で明確に定められているわけではありません。 今回は、どうすれば従業員と円満に労働契約を終わらせられるのか、そのために必要なことについて説明します。