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皆さんこんにちは、税理士の佐藤です・・・確定申告シーズンに入りました。

14.02.17
所長通信
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2月に入ると税務署・税理士会・商工会議所・青色申告会等の確定申告の無料相談会が各地で開催されています。

私たち税理士も税理士会からの要請に応じて派遣され、各会場に行きます。


ところで、確定申告と言えば納税のイメージですが、実際には還付申告の件数の方が多いのをご存知ですか?

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確定申告無料相談会は、公民館など仮設の会場で多くの方々への対応をしなければならないため、会場は何処も混み合う状態です。


そして、納税者はご自身で計算・記入をしなければなりません。
税金の計算は複雑で年に一度、しかも高齢の方が多く、かなり苦戦することになります。



確定申告といえば、野球選手・八百屋さん・お蕎麦屋さん、といった個人事業者主をイメージされる方も多いかと思いますが、実際は年間110万件の申告件数のうち、66万件は還付申告(年金所得の方・医療費控除・ローン控除)です。

納税額のある申告書は30万件程度ですので、その2倍以上が還付申告書なのが実態です。



朝から寒い中を半日かけて並び、申告書を作成し還付金が数百円という人もいれば、思わぬ税金が発生する人もいます。


いずれにしても、申告書の作成が終わると皆さん一様に安心した表情で帰られて行くのを見ると、日本人は真面目な国民だなと感じます。





日本はサラリーマンが圧倒的に多いので、普段税務署や確定申告には縁が無い人がほとんどです。

サラリーマンの政治への関心の薄さには、自分の税金を自ら計算して納税をする習慣が少ない影響のためからきているのかもしれません。



サラリーマンは、給与所得控除という一律で必要経費を控除して所得税を計算する制度になっていますが、給与所得控除に換えて自分で必要経費を計算して申告する制度もあります。


今年サラリーマンの必要経費についての改正があり、以前よりも必要経費の幅が多くなりました。


興味のある方は是非一度サラリーマンの確定申告にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。