皆さんこんにちは、税理士の佐藤です・・・人工知能、トップ棋士を破る
3月9日、米グーグルが開発した人工知能(AI)が世界トップクラスの碁のプロ棋士を初戦で破ると言う記事が新聞に載りました。プロ棋士にも衝撃を与える人工知能ではありますが、一方でAIは子供にもわかるような犬と猫の画像の違いを判断することは大変苦手でした。
AIは画像から猫の特徴を自力で見つけ出すと言った子供にもできる事が大変苦手でした。
ところが、数年前から背景となる知識をほとんど持たない所から自力で画像の特徴を突きとめて見分ける精度が大幅に進化し、
さらに子供が自ら学ぶようにコンピューターも自ら学べる力がついてきました。(子供のAI)
この子供のAIが進化すると人間が目で確認している作業の多くを機械やロボットが代行できるようになり、
いずれは車の運転に応用されてゆく可能性があります。
プロ棋士にも勝つような専門家のAI(大人のAI)はビッグデータの領域であり、グーグルやアマゾンと言った企業が有利になる傾向にあると考えられます。
しかし、子供のAIはその技術自体はすでに無料で流通しているので、
今後カギを握るのはそれをいかに活用するかにかかっています。
顧客のニーズにきめ細かく応え性能向上へたゆまぬ努力により製品の付加価値を生む日本の物づくりの技術と相性がいいと考えられます。
日本は今、少子高齢化や労働力不足と言った大きな問題を抱えています。
しかしAIを搭載した機械やロボットの普及はそれらを解決し、
人口が減少しても豊かで明るい社会を世界に先駆けて実現できる可能性を秘めています。
そんな明るいビジョンを国全体で共有することが今の日本に大切なのではないでしょうか。