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「練習どおりにいかない」理由はリーダーにある?

15.10.29
ビジネス【人的資源】
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ラグビーW杯で世界を驚かせた日本代表のエディ・ジョーンズ監督が、10月末を持って退任した。また、レギュラーシーズンが終了したプロ野球では、巨人の原辰徳、DeNAの中畑清ら、すでに5チームが監督交代へ踏み切った(10月20日現在)。 

企業にも人事異動はある。ただ、組織のトップの入れ替わりは、スポーツほど頻繁ではない。マンネリ化を近づけることなく、フレッシュな雰囲気を作り出すために、心を砕いている企業のリーダーは多いだろう。
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スポーツで結果を残しているチームには、ある共通項がある。プレーする選手たちが「練習が楽しい」と笑顔を浮かべるのだ。 

どんな競技でも、練習は厳しいものだ。できればやりたくない、短めに終わらせたい、というのが選手の本音で、それでも「楽しい」と思えるのは理由がある。 

自分の成長を感じることができれば、選手は「楽しい」と口にする。どんなに厳しい練習でも、精いっぱいに打ち込める。たとえ試合に出ることができなくても、チームから心が離れることはない。チーム全員が「いつ試合に出ても良い」準備をしているので、ケガ人などのトラブルに強い体質ができ上がっていく。チームに一体感が生まれていく。 

ビジネスシーンに置き換えれば、社員がみな笑顔で出勤し、活気あふれる雰囲気のなかで仕事に取り組んでいる姿が思い浮かぶだろう。 

それでは、社員が「成長を実感できる仕事」や「雰囲気作り」には、何が必要なのだろうか。具体的な方法論は、次回更新分でお伝えしよう。 


スポーツの視点からみる人的資源 


[プロフィール] 
戸塚 啓(とつか・けい) 
1968年、神奈川県生まれ。法政大学法学部法律学科卒業後、雑誌編集者を経てフリーのスポーツライターに。新聞、雑誌などへの執筆のほか、CS放送で欧州サッカーの解説なども。主な著書に『不動の絆』(角川書店)、『僕らは強くなりたい~震災の中のセンバツ』(幻冬舎)。 

[記事提供] 

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