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女性客7割!18坪・月商600万円“感激する魅力”が満載の大繁盛洋食店

15.07.03
業種別【飲食業】
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震災を機に神戸・六甲から移転して20年。大阪・谷町の地で昼120~130人、夜80人近くが来店するという『洋食の店 もなみ』。

ボリューミーでジューシーなハンバーグを看板商品に月商600万円を売る繁盛店だ。
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■このお店が繁盛している理由!

1.味に感激。ボリュームに感激。そして店主の温かい人柄に感激! 
2.メインのハンバーグだけじゃない。サイドの 「豆腐サラダ」 も名物 

神戸・六甲の人気店だった『洋食の店もなみ』。平成7年の阪神淡路大震災を機に慣れ親しんだ神戸を離れて20年。「常連客に支えられてきた神戸を離れるのには大きな抵抗があったが“神戸が復興して落ち着いたら大阪に必ず食べに行くから頑張りぃ”という言葉を胸に大阪・谷町に来た」と話すマスターの重里三千緒氏。毎朝、神戸の瓦礫の山を見ながら大阪の店へ通い、「商売させてもらっているだけで贅沢や」と思い、休みなく働き続けた。 

客単価の安い大阪・谷町の空堀商店街という立地を考え、「ハンバーグで勝負しよう」と決意。ハンバーグは牛豚8対2の合い挽き肉で神戸牛と宮崎産の黒豚を使用している。現在、7割を女性が占める同店ではほとんどのお客がこのハンバーグを注文する。お客が帰る際には「お口に合いましたか?」と声を掛け、「おいしかったです」と言われると「次はハンバーグをもっと大きくしますね」とつい口にしてしまうという重里氏。メニュー表では120gと表記されているハンバーグだが、現在は220~230g。サービス精神からこのボリュームになってしまったという。メインを提供する前にサービスとして出している豆腐サラダは、2人前はあるボリュームでお客が感動する。オープンキッチンを覗き込むお客がいたら、「一切れどうぞ」と料理をサービスするなど、重里氏は「新しいお客様の後ろに5人のお客様がいる。より一人ひとりのお客様を大事にしよう」と、お客を喜ばせること、それだけを考えて商売を続けてきた。 

同店の人気はテレビや雑誌の取材の影響もあるが、お客のほとんどは口コミで同店を訪れる。女性グループで訪れたお客が次はカップルや家族と訪れる。そうした連鎖が長年に渡り続くことで毎日行列ができる繁盛洋食店となっているのだ。


繁盛飲食店のヒット商法最前線 


【記事提供元】 
近代食堂2015年7月号(旭屋出版)