私は、馬に叱られた?・・・佐藤友子
先月、実家の千葉県富里市に帰省した時のお話です。
実家は農家、隣家は牧場を経営しており、常に5~8頭の馬がいます。
なんと、競争馬の飼育をしているそうです!!
どんな動物も同じかと思いますが、馬は体が大きい分お世話は大変とのこと。
食事を作って与えるだけで無く、排便の片付けや身体の手入れ、毎日欠かさずの運動(柵の中で走らせる)もさせ、気候によって外に出して上げる時間の調節、この他にも知らないことが沢山あると思います。
個人経営ですので、今の頭首は高校生になる前からお父さんの手伝いをよくしていたそうです、偉いですよね。
でも毎年春には、約2頭ずつ子馬が生まれ、可愛らしかったでしょうね。
私も童謡の「お馬の親子は、仲良し子良し・・・」という歌は、まさしくその通りだと実感していました、と言うのは、生まれて間もない子馬の足の長さはお母さんと同じで、いつもお母さんの横にぴったりくっついて離れません。
お母さんが柵のヘリに沿って歩く時も、突然ひょんひょんと小走りになり、そのまま柵のコーナーを直角に曲がる時も、見事にぴったりとくっついています。
その姿は、本当に可愛いらしくて癒されます。
優しい目をしたお馬さんですが、近くで見るとかなり大きく、実はあまり近づいたことがありません。
触って噛まれたり、蹴られたりしないか、また私の両親も畑で作った人参等の作物が沢山ありますが、勝手に与えて農薬の付着したものでも食べ、お腹を壊したり病気になってはいけないと気を遣っているので、私も道を歩く時に眺めて楽しむ位でした。
でも毎年春には、約2頭ずつ子馬が生まれ、可愛らしかったでしょうね。
私も童謡の「お馬の親子は、仲良し子良し・・・」という歌は、まさしくその通りだと実感していました、と言うのは、生まれて間もない子馬の足の長さはお母さんと同じで、いつもお母さんの横にぴったりくっついて離れません。
お母さんが柵のヘリに沿って歩く時も、突然ひょんひょんと小走りになり、そのまま柵のコーナーを直角に曲がる時も、見事にぴったりとくっついています。
その姿は、本当に可愛いらしくて癒されます。
優しい目をしたお馬さんですが、近くで見るとかなり大きく、実はあまり近づいたことがありません。
触って噛まれたり、蹴られたりしないか、また私の両親も畑で作った人参等の作物が沢山ありますが、勝手に与えて農薬の付着したものでも食べ、お腹を壊したり病気になってはいけないと気を遣っているので、私も道を歩く時に眺めて楽しむ位でした。
ところが、先月実家の畑仕事を少し手伝い、仕事を終えて帰ろうと道に出た時のこと、一頭の馬が私の方に向かって、小走りに近づいてきて、道の縁にある柵の前まできました。
私は、それを解っていましたが、後片づけも残っており、何しろ大きいので圧倒され、素通りしようとした時のこと!!!
そのお馬さんは、片方の前足でツンと地面を強く突いて私の方をじっと見ているのです。
無視されたことを怒っているのだと直感し、戻って「ごめんね、いい子だね」と言い、おそるおそるではありますが、顔の真ん中辺りを撫でてあげました。
その時の表情は、本当に優しい目をしていました。
すると、納得したように元居た方へ歩いて行きました。
まだ若そうな人懐っこいお馬さんのようでした。
このことから、馬にもしっかりとした感情があり、礼を欠くことをされれば怒るのは、人間と同じなのだとわかりました。
こんなエピソードもあります。
日本の競走馬。
1970年代の日本で、社会現象と呼ばれるほどの人気を集めた国民的アイドルホースで、第一次競馬ブームの立役者となった「ハイセイコー」が、東京競馬場の鈴木勝太郎厩舎に引っ越しをして、「ハイセイコー」の世話をしたのが大場博厩務員です。
ダービーで3着になってしまった直後、大場さんが「ハイセイコー」を一生懸命慰めていたそうです。
その姿を見たJRAの女性職員がもらい泣きをしたそうです。
そして、明和牧場で種牡馬をしていた「ハイセイコー」に、大場博さんが久しぶりに会いに行った時、面会した大場さんの背広が「ハイセイコー」の涎(よだれ)でびしょ濡れだったとのこと。(涙)
人間と馬の間にも深い絆ができるものなのだな、と感じたエピソードでした。