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ランチの食べ放題で週末は40組以上の行列! ステーキ焼肉で夜も大人気

15.05.10
業種別【飲食業】
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ランチ時は多い時で40組以上の行列ができる兵庫・尼崎市の焼肉店『わぎゅうや』。

人気の食べ放題、アメリカンビッグステーキなど、ボリューミーなランチを目当てに店内は連日多くの人で賑わう人気焼肉店だ。
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■このお店が繁盛している理由!

1.昼と夜で、それぞれに強力な魅力を作る! そのチャレンジが大成功
2.焼肉はタレ。その重要性を再認識できる「水晶ダレ」&「味噌ダレ」

兵庫・尼崎の住宅街で140坪・176席の規模で1日300~500人を集客し、月商900万円を売る人気焼肉店の『わぎゅうや』。同店の人気の秘密は昼の「食べ放題ランチ」だ。テレビ番組で何度も取り上げられ毎日行列ができる焼肉店として地域で知られている。

同店は昼と夜の顔が違うというところにも特徴がある。「食べ放題ランチ」の肉には輸入牛(主に米国産牛)を使用しているが、夜のメニューは国産黒毛和牛をメインとして月に5~6頭分を一頭買いしている。

約180gの「大トロロース(さぶとん)」や約200gの「大トロカルビ(三角バラ)」、200~300gの「リブロース」など、ご馳走感が高くボリュームのあるステーキカットの焼肉に人気が集中している。そのため、体の大きい雄牛を買い付けている。

捌く際に出る「和牛切り落とし肉」は、単品とディナーの「食べ放題コース」2500円(税抜)で提供しており、これを目当てにリピートする常連客も多い。

テレビ番組で取り上げられて話題となった同店。オンエアの翌日は300人以上の行列ができ、それ以来、行列が絶えることはないという。平日は10組程度、休日は40組以上のお客が列を作る。予約システムの「EPARK」を採用し、お客に少しでも並ぶストレスがないよう工夫する。リピーター率は100%近くをキープし、「EPARK」の会員は9000人以上にのぼるという。

また、リピーターが離れない理由の一つとして焼肉のおいしさを引き立てる自家製のタレが挙げられる。タレは2種類あり、白醤油をベースにグレープフルーツやレモン、リンゴなどのフルーツをそのまま入れて煮込んだ「水晶ダレ」と、醤油ベースのタレにコチュジャンやフルーツを煮込んだ「味噌ダレ」だ。「水晶ダレ」は商品化し、お土産として人気が高い。

繁盛飲食店のヒット商法最前線


【記事提供元】
近代食堂2015年4月号(旭屋出版)