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スタッフの定着率を高めるために何が必要か?

15.01.11
業種別【介護業】
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スタッフが定着しないため困っている…という経験はありませんか?
新卒採用をしても1~2ヵ月で辞めてしまう、中途採用をしても定着しない等々。
介護業界は全産業の中でも特に離職率が高い業界であり、常に人材の確保に悩まされている事業所が多く存在しています。
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介護事業最前線

では、スタッフの辞めない定着率の高い事業所にするためにはどうすればよいのでしょうか?
大企業のように資本力がある企業は、賃金アップや福利厚生制度の充実などでスタッフが定着する組織づくりを実施することができます。

しかし、介護事業所の多くは中小企業であるため、賃上げや待遇面での雇用維持対策は非常に厳しいと思われます。
まず検討すべきは、「なぜ人が辞めるのか」という理由を理解した上で対策をとることでしょう。

「平成25年度介護労働実態調査」によると、辞めた理由の上位は「人間関係に問題があったから」「施設の理念・運営方法に不満があったため」「他に良い仕事があったため」と続きます。
この中でも現場からよく聞くのは「人間関係」の問題です。
採用が難しい介護業界では、未経験者を採用することが多くなります。
それにもかかわらず、指導や教育方法にばらつきがあり、上司や先輩との人間関係や信頼関係を作れないケースが目立ちます。

施設内で「人によって教え方が違う」「短期間で仕事を覚えないと怒鳴られる」「先輩が忙しくてまともに教えてくれない」という声を聞いたことはありませんか?
希望を持って入社したスタッフが、力を発揮できないまま流出してしまうというのは企業にとってもスタッフ本人にとってもマイナスでしかありません。

いま一度、ご自身の施設の現在の状況を確認することから始めてみてはいかがでしょうか。

【定着率をアップさせるチェックポイント】
□経験や能力に併せて段階的な教育システムを採用しているか?
□仕事のマニュアルは整備されているか?
□賃金、シフト、休憩、休日など不公平はないか?
□スタッフと利用者とのコミュニケーションは良好か?
□個人ごとの仕事量の把握。人によって偏っていないか?
□スタッフ間の人間関係は良好か?
□いじめやハラスメントはないか等の調査をしているか?