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借金取りが八百八町の師走に走る!…大橋です

11.12.13
事務所通信
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師走とはよく言ったもので、年末は色々と片づけることが多く、忙しいですね。

実際に本当にこの時期は忙しいようで、「師走とはよく言ったもので」で検索すると

「師走とはよく言ったもので、超多忙です」だとか
「師走とはよく言ったもので、あっという間に12月が終わります」だとか

実に年の瀬の世間はあわただしく、駆けに駆けているようで、
本当に師走とはよく言ったものです。

この『師走』の語源には色々と説があるようで、

よく知られている「先生が走る」「坊主が走る」などの「走る」説から(兵隊さんが走る説もあるようです)

「仕事が果てる⇒仕(し)果す(はす)」

のような「果す」説、「当て字」説などもあるようです。

しかし、やはり忙しく走り回るこの時期ですから、
『師走』は誰かしらが走っている説が、イメージ的にしっくり来る感じがします。

さて、時代は脈絡もなくいきなり下りまして、花の大江戸、江戸時代。

江戸時代の大晦日は、師匠や坊主以上に、忙しく走り回っていた人物がいたようです。

それは「借金とり」です。

江戸の買い物は、掛け取引が一般的だったようで、
その借金の取り立ては盆と大晦日の二回。というのが慣習だったようです。















取り立てる方はもちろん必死ですが、取り立てられる方も必死です。
江戸の庶民は、毎日の生活に汲々しているものですから、何かと物入りの正月をめでたく過ごすため
なけなしの金をとられないよう逃げ回り、それを借金取りが追いかけまわす。
というのが江戸時代の師走の風景だったようです。

掛け金をすっぱりと払って、かけそばでも食べて、よい一年の締めくくりにしたいものですね。

それではよいお年を!