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税理士の佐藤です・・・中国のエレベーター事情

12.09.14
所長通信
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最近、中国ではエレベーターやエスカレーターでの事故が相次いでいます。
ある調査によると中国のエレベーターのうち20台に1台の割合で危険な設備が検出されたそうです。

先日「中小企業向けの中国進出コンサルティング」のセミナーに参加したときのこと。
講師が余談のなかで「日本ではエレベーターが定員オーバーすると警報ブザーが鳴りエレベーターは停止状態になり、定員以下になるまで人が降りるのは当たり前ですが、中国の建築業者はそんな生産性を生まないところの装置にお金を掛けると本気で怒る」という話しをしていました。

半分大げさな話かと思って聞いていましたが、つい先日のニュースでは建築中の工事用エレベーターが30階から落下し、乗っていた作業員ら19人が死亡する事故がおきました。

その他ホテルのエレベーターが19階で20人を乗せた直後に通常の3~4倍のスピードで突然急降下。8階でいったん停止した後1階まで落下してけが人がでるという事故もありました。そのときも定員は13名で、案の定警報は鳴らなかったようです。やはりあの話は本当だったのだと驚きました。

05年以降中国ではこのような事故は年平均40件発生し、年間平均30人の犠牲が出ているとか・・・。

東京ディズニーシーにタワー・オブ・テラーと言うエレベーターが落下するというアトラクションがあるのですが、中国からの観光客にとってはひと際スリリングなアトラクションかも知れません・・・。