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税理士の佐藤です・・・『起業家の本質』起業家が感じる恐怖心の恐ろしい例え

21.03.09
所長通信
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皆さんこんにちは税理士の佐藤です・・・経営の世界は恐ろしいもので、実際どれくらい怖いかというエピソードが『起業家の本質』という本に臨場感をもって紹介されています。
この本の著者のハーレル氏は米軍のパイロットとして第二次大戦中戦闘機に乗っていましたが、フランス上空でドイツ軍に撃ち落されパラシュートで何とか脱出します。大やけどを負って地面に横たわっているところをフランスのレジスタンスに助けられます。
レジスタンスは彼の口に水道のホースを突っ込んでトウモロコシ畑に埋めて隠します。その間彼はドイツ軍の兵士が銃剣で突き刺すのではないかとか、機関銃でハチの巣にされるのではないかとか、誰かが水道の蛇口を開くのではないか・・・といったあらゆる悲惨な状況を想像したと言います。
結局11日間埋められたあと助け出され本国に送還されますが、彼は極限の恐怖を体験しそれを克服したと信じていたそうです。ところがその後彼は起業家の道を歩み始めることになるのですが、その時体験する恐怖はフランスでの感じたものよりもさらにひどいものだったと言います。
彼は起業の世界に入る自人には「恐怖クラブへようこそ」と声をかけるそうです。起業家が事業に失敗するのは景気のせいでも社員のせいでもなく自分自身の恐怖心に打ち勝てなかったからであり、今日のような変化の激しい時代にこそ事業家は勇気をもって恐怖心を克服し前に進まなければなりません。
                           (月間TKCより)