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税理士の佐藤です・・・繰り返される歴史

20.11.18
所長通信
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人類と疫病との関わりは古く、都市が生まれ人が密集すると疫病が発生することがしばしば起こりました。「日本書紀」にも崇神天皇の時代(奈良に日本初の都市ができ巨大古墳を作るために各地から人が集まった時代)に疫病が発生し国民の大半が死んだと言います。
このことに怖れをなして伊勢で神を祀るようになるきっかけとなったといわれています。「穢れを禊ぎ祓い給え(けがれをみそぎはらいたまえ)」神社で神様に会う前に手を水で清め口を注ぎきれいにして(これはまさに今の感染対策のうがい手洗いと同じですね)から柏手を打って頭を下げるという神道に基づく「穢れ観」が古代から受け継がれた文化で日本人の高い衛生観を形作った要因の一つにもなり、今まさにマスク手洗いを徹底したことで世界の国々に比べれば感染者数を低く抑えられた一因にもつながっています。
 疫病は過去に何度も繰り返し流行してきましたが、歴史上終わらなかったパンデミックは一度もなく必ず終わりが来きます。不安にとらわれて「何も手につかない」と意思が砕かれることが一番恐ろしい事で、しっかり前を向くことが大切です。私たちも会計の力で「見えないもの」を「見える化」することでコロナで傷ついた経営者の心の支えになっていければと思います。