ドライブシアターと銚子電鉄···安達です。
8月の終わり、人生初のドライブシアターで映画鑑賞をしてきました。そしてそこで観た映画というのが「列車を止めるな!~のろいの6.4km~」という銚子電鉄制作の自称超C級映画です。なんで鉄道会社が映画を?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、映画制作に至るまで、そこには銚子電鉄の苦難の道のりがあります。
ちなみにこれより先、映画のネタバレになる可能性があるので、映画を観たい方は閲覧注意でお願いします。
ちなみにこれより先、映画のネタバレになる可能性があるので、映画を観たい方は閲覧注意でお願いします。
銚子電鉄は、銚子市内を走る全長わずか6.4kmのローカル列車ですが、高度経済成長期の自動車の普及や地方の過疎化による乗客の減少で赤字に苦しみ、経営難をどうにかしようと、ぬれ煎餅など食品事業を始めることでその生計を支えているという、経営難のローカル鉄道です。
しかしそんな銚子電鉄は、現社長の竹本勝紀氏のもと「絶対にあきらめない」の精神で、様々な奇策を打ち出し、今話題を呼んでいます。
その奇策の1つとして人気なのが、銚子電鉄で販売しているスナック菓子の「まずい棒」。“まずい”というのは味ではなく” 経営状況がまずい”のでまずい棒。お菓子のパッケージには自転車に乗った車掌さんのイラストがあり「電車なのに自転車操業」と自虐的なダジャレを吐いています。
そんな経営難という弱みを逆手に取った自虐的なネーミングの商品がじわじわと話題になると、次第に人を集める為の手段として、エンターテインメント事業にも進出していきます。
電車内でお化け屋敷を体感する「お化け屋敷列車」や車内を派手に装飾した「イルミネーション列車」は、メディアにも取り上げられて話題を呼び、その大胆なアイディアはついには映画制作まで実現してしまいます。
その映画というのが冒頭にあげた映画なのですが、映画まで制作してるのなら経営状況はもう良好なのでは?と思えてくるかもしれませんが、東日本大震災、昨年関東地方を襲った台風、コロナウイルスの影響とういう度重なる苦難により、今でも厳しい状況が続いているそうです。
ですが、そんな銚子電鉄、実は沢山の人たちに応援されています。
あるとき車両の修繕費が工面できず追い込まれた経理課長が、「ぬれ煎餅を買ってください。電車の修理代をかせがなくちゃいけないんです!」と悲痛な叫びをネット上に掲載したところ、瞬く間に煎餅の売上高が伸び、見事に修理代を確保できたり、
またあるときは、車両が破損してしまい、運行本数を減らさないといけないという状況を知った地元高校生が、クラウドファンディングを立ち上げ修理代500万円を集めてくれたりといった、廃線寸前の鉄道は人々に支えられ、数々の奇跡を呼び起こしています。
ちなみに今回の映画制作費も、クラウドファンディングで募集して資金を集めたとのこと。
たとえ経営が苦しくても、地域の人々から求められる限り、ローカル鉄道としての使命を全うする為、絶対にあきらめない、そんな精神で戦う銚子電鉄を見て、周囲の人は心を動かされるのでしょうね。
そんな私も銚子電鉄を少しでも応援したいと、今回の映画を観に行った一人なわけなのですが、今回観に行きたかったもう一つの理由は、ドライブシアターで上映があったという事もあります。
以前は全国各地に在ったドライブシアターも、時代の流れとともに消えて行ってしまいましたが、昨今のコロナウイルスの影響によりソーシャルディスタンスを保ちながらも映画を楽しめるという事でにわかに話題になっています。
映画上映の始めには、集まった観客一同が協力し、ラジオから聞こえてくる音楽に合わせて車のハザードランプやパッシングをして会場を盛り上げるなど、それぞれ車の中で距離を保っているのですが、不思議な一体感を持って楽しむことができました。
そして映画の最後、銚子電鉄からお菓子のプレゼントをもらったのですが、そのお菓子の名前は「おとうさんのぼうし」。
・・・勘の良い方はお気づきですかね? “倒産の防止”(笑)
お得意の自虐ネタ、うまいこと考えますね(^^)
しかもこれ、ちゃんと映画のストーリーとかけてあるんです!
興味の湧いた方、10月中旬まで東京・千葉を中心とした一部施設で公開中です。ぜひ観に行ってみてください!
しかしそんな銚子電鉄は、現社長の竹本勝紀氏のもと「絶対にあきらめない」の精神で、様々な奇策を打ち出し、今話題を呼んでいます。
その奇策の1つとして人気なのが、銚子電鉄で販売しているスナック菓子の「まずい棒」。“まずい”というのは味ではなく” 経営状況がまずい”のでまずい棒。お菓子のパッケージには自転車に乗った車掌さんのイラストがあり「電車なのに自転車操業」と自虐的なダジャレを吐いています。
そんな経営難という弱みを逆手に取った自虐的なネーミングの商品がじわじわと話題になると、次第に人を集める為の手段として、エンターテインメント事業にも進出していきます。
電車内でお化け屋敷を体感する「お化け屋敷列車」や車内を派手に装飾した「イルミネーション列車」は、メディアにも取り上げられて話題を呼び、その大胆なアイディアはついには映画制作まで実現してしまいます。
その映画というのが冒頭にあげた映画なのですが、映画まで制作してるのなら経営状況はもう良好なのでは?と思えてくるかもしれませんが、東日本大震災、昨年関東地方を襲った台風、コロナウイルスの影響とういう度重なる苦難により、今でも厳しい状況が続いているそうです。
ですが、そんな銚子電鉄、実は沢山の人たちに応援されています。
あるとき車両の修繕費が工面できず追い込まれた経理課長が、「ぬれ煎餅を買ってください。電車の修理代をかせがなくちゃいけないんです!」と悲痛な叫びをネット上に掲載したところ、瞬く間に煎餅の売上高が伸び、見事に修理代を確保できたり、
またあるときは、車両が破損してしまい、運行本数を減らさないといけないという状況を知った地元高校生が、クラウドファンディングを立ち上げ修理代500万円を集めてくれたりといった、廃線寸前の鉄道は人々に支えられ、数々の奇跡を呼び起こしています。
ちなみに今回の映画制作費も、クラウドファンディングで募集して資金を集めたとのこと。
たとえ経営が苦しくても、地域の人々から求められる限り、ローカル鉄道としての使命を全うする為、絶対にあきらめない、そんな精神で戦う銚子電鉄を見て、周囲の人は心を動かされるのでしょうね。
そんな私も銚子電鉄を少しでも応援したいと、今回の映画を観に行った一人なわけなのですが、今回観に行きたかったもう一つの理由は、ドライブシアターで上映があったという事もあります。
以前は全国各地に在ったドライブシアターも、時代の流れとともに消えて行ってしまいましたが、昨今のコロナウイルスの影響によりソーシャルディスタンスを保ちながらも映画を楽しめるという事でにわかに話題になっています。
映画上映の始めには、集まった観客一同が協力し、ラジオから聞こえてくる音楽に合わせて車のハザードランプやパッシングをして会場を盛り上げるなど、それぞれ車の中で距離を保っているのですが、不思議な一体感を持って楽しむことができました。
そして映画の最後、銚子電鉄からお菓子のプレゼントをもらったのですが、そのお菓子の名前は「おとうさんのぼうし」。
・・・勘の良い方はお気づきですかね? “倒産の防止”(笑)
お得意の自虐ネタ、うまいこと考えますね(^^)
しかもこれ、ちゃんと映画のストーリーとかけてあるんです!
興味の湧いた方、10月中旬まで東京・千葉を中心とした一部施設で公開中です。ぜひ観に行ってみてください!