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税理士の佐藤です。・・・一回きりのお客様を固定客にする方法

10.02.12
所長通信
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たとえどんなに、提供する商品やサービスがすばらしく、
接客も申し分なく、
価格も魅力的なお店があったとしても、
最初に一回来ただけで二度と来ないお客の割合は60%を超えることがデータで証明されているそうです。
では、一回きりのお客様を固定客にはどうすればよいのでしょうか?

お客様がリピートしない原因は何か?商品、接客、それとも価格・・・?
実はその決定的な理由は、お客様がその店をただ単純に「忘れている」ということだそうです。

人間の脳には「3の法則」というものがあり、
「3」のつくタイミングで物事を忘れるようにできているのだそうです。
まず最初のタイミングが「3日」何もしないまま3日経ってしまうと思い出すのが困難になります(あなたは4日前の夕食思い出せますか?)。
次のタイミングは3週間(人間の記憶は3週間経つと思い出しにくい所に格納されてしますそうです)。
そして次のタイミングは3カ月後(物事を経験してから3カ月一度もそのことを思い出すことをしなければそれ以降思い出す確率は極めて低くなるそうです)
つまり、初めてあなたの店を訪れたお客様がその後3カ月間あなたの店を思い出すきっかけがなかった場合、そのお客様があなたのお店を思い出す確率は極めて低くなっていることになります。


人間が店を決定する順番は
① まずは「思い出す」→②「そういえば、あの店はよかったな」なのです。
残念ながら「素晴らし商品を提供していれば思い出してくれる」訳ではなさそうです。
試みに、あなたの住んでいる街の中華料理店を紹介して下さいと言われた時に一分間で何件思い浮かべることができるか試してみてください。
何店舗の店を思い出せたでしょうか、そしてその店はあなたにとってのベストの店だったでしょうか?

通常10店舗以上の店に実際に行ったことがある場合でも3件から5件をやっと思い出せるのが普通で、しかもかならずしもベストの店を思い出すとは限らないのだそうです。
あなたが、中華料理店の経営者であったとして、お客様は「何か食べに行こう」と思ったときに中華料理以外に寿司、焼き鳥、フレンチ、ピザ、パスタといった選択肢の中で、あなたの店を思い出してもらえなければ、選ばれる可能性はゼロということになります。

では、逆に考えればあなたの店が思い出してもらえる方の3店舗になれば選ばれる可能性はかなり高くなるはずです。
従って、新規のお客様を固定客にするためには「3」月以内に何らかの方法で3回のアプローチを行うことが有効な方法と言えそうです。