税理士の佐藤です・・・「悟りの窓」と「迷いの窓」
11月の終わりに30年ぶりに京都に行って来ました。
写真は京都源光庵の「悟りの窓」の写真です。今年は台風が一度も上陸しなかったこともあってか、京都の紅葉は実に見事なものでした。
さて、「悟りの窓」の隣には「迷いの窓」があるのですが・・・ご覧になりたい方は是非続きをクリックしてみて下さい。
さて、こちらが「迷いの窓」です。
「悟りの窓」のすぐ隣にある窓ですから写っている景色はほぼ同じものなのですが、見えてくる景色の印象は明らかに違ったものに思えませんか?
背中の男性は私ですがその存在の悪影響は大かも知れません?
が、それはさておき・・・。
丸い窓から見える景色は悟りを開いた人の心が映し出す心の景色であり、四角い窓から見える景色は煩悩にまみれた心が映し出す景色なのだそうです。
同じ景色でも、見る側の心の状態次第で違ったものに写る訳ですね。人は生まれ育った環境や経験、その時の感情などに影響されながら、知らず知らずのうちに心の癖を身に着けてしまいます。それは偏見となって物事を正しく見たり判断したりすることを妨げるてしまうようです。
禅の世界では、その心の癖を取り払い一切の邪念を取り去った状態で物事を正しく見られるように心の修行を行います。
悩みや問題を抱えて行き詰ったときは、ちょっと一息入れて自分の心の状態をチェックしてみては如何でしょう。たまにはどこかのお寺でぼんやり庭園や仏像を眺めてみるのも良い心の静養かもしれません。
「自分が変われば世界が変わる」
自分の心の状態が変われば見えてくる世界が変わると言うことを、この二つ窓が教えてくれるような気が致します。
佐藤栄作