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我が家の愛車を手放しました・・・安達です。

19.10.15
職員通信2
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6月に主人が車を買い替えました。

それに伴って長年乗っていた我が家の愛車のオデッセイは廃車が決まり、旅立っていくことになりました。

今日はそんな我が家の愛車との思い出と、最後の日のエピソードをまとめます。



遡ること14年前。
主人が新卒入社して間もなく買ったのがオデッセイでした。 
父親と中古車販売店巡りをしていた時、もともとオデッセイは希望する車種では無かったそうですが、お店の奥に置かれていたオデッセイと偶然目が合い、オデッセイがニヤッと笑いかけてきた(ように見えた)ことが購入の決め手だったとか。 
まだ発売から1年程しか経っていない中古車で、前のオーナーはあまり乗っていなかった為車はピカピカでした。 

そこからは主人のオデッセイ改造計画が始まります。 
車高を下げる、マフラーを変え、エアロを取り付け、ライトの色を変えたり、ステッカーを貼るなどなど・・・ 
そうです、我が家のオデッセイは典型的な改造車でした。 
いかにもギラギラした見た目の車だったので、主人との初デートで改造車が迎えに来たときは、「まさか違うよな・・」と素通りしたほどです。(笑) 

車高を下げた車の事を通称シャコタン(車高短)と呼びます。 
その走り方の特徴は、ちょっとした勾配のある道や段差のある道では、車体の下を地面に擦ってしまう為、段切りといって斜めに段差に侵入することでお腹を擦らないようにして通り過ぎるか、通行をあきらめるか、のいずれかで走ることろです。 

その為走行中、突如現れた路面のデコボコで車体下を擦ることはしょっちゅうでしたし、ドライブ中に私が腹痛を起こしてコンビニのトイレまで駆け付けたところ、駐車場の段差がキツすぎて入れないという事もありました( ´_ゝ`) 
とまぁこんな風に、シャコタンというのは使用にあたり大変不便な部分がありました。
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にもかかわらず、うちのオデッセイはいろいろなところに連れまわされました。
オデッセイに乗って巡った都道府県は33/47件。
九州、沖縄、北海道以外は大体いきました。
またシャコタンであるにもかかわらず、毎年スノーボードをするために雪山を何度も走りました。
シャコタンの為、雪道を這いつくばうように走る姿は、さながら除雪車のようだったかもりれません。
行きつけの鈑金屋さんにはこれで雪山走ったの!?と驚かれることも‥・。 
出先で勾配がきつい駐車場や立体駐車場に出くわした際は、車高が低くく駐車が困難なオデッセイに、管理人のおじさん達はいろいろ配慮して下さいました(^^;
何かとお騒がせなシャコタンオデッセイでしたが、大きな事故も故障もなく、14年間いつも快適な旅を提供してくれました。

そんなオデッセイともいよいよお別れの日が近づきます。
新しい車の納車日が決まってからは、今までに増して何度もドライブに出かけました。
写真を撮ったり、最初で最後の記念にと、湖をバックにスケッチまで行いました。
私と主人の力作は添付画像をご参照ください(笑)
  

そうして納車日の前夜。
最後にオデッセイを洗車して、首都高をドライブすることにしました。
今までの感謝の気持ちを込めてボディを綺麗に磨いてあげて、最後のドライブ。
走り出してしばらくすると・・・突然今まで何のトラブルも無かったはずのカーナビが、現在地とはあらぬ方向を指さしはじめました。
いった何事かと思い、適当にボタンを押すと、また正常に動き始めたのですが、またしばらくすると現在地を離れあらぬ方向を示し始めます。

よく車を買い替えようとすると、車が壊れるという話を耳にしますが、まさかの噂通りの現象を目の当たりにして主人と二人啞然。
しかも最後の日の夜になって突然…
なにかメッセージじみたものを感じずにはいられませんでした。
捨てないで!!って訴えてるのかな、それともさようなら!っていってるのかな、それとも14年も乗っていたので単に壊れただけか、いろんな思いが巡りましたが、翌日オデッセイに今までありがとうと感謝の言葉を告げて、中古車販売店に引き渡しました。
いつもはインターネットで車を見ては欲しがっていた主人も、最初の愛車を手放して寂し気な様子。
その数か月後、自動車税の還付通知が届き、オデッセイは完全に廃車になりました。

思えば主人は本当に車を大事にしていました。
小さいころから車が好きで、乗ってみたい車は沢山あったでしょうに、初めて買った車を大事に大事に乗っていました。
もっとも買い換えるお金の余裕もあまりありませんでしたが(^_^;)
いろいろ改造はしていましたが、必ず洗車は自分で手磨きでした。
古くなって塗装がほんの少しでも剥げている箇所を見つけてはこまめにペイントして、それは廃車になる直前まで続けていました。

思い出のたくさん詰まった車だったので、手放すのはとっても悲しい気持ちになりました。
街を見渡すと、次のオーナーを待つ中古自動車で溢れかえっています。
簡単にモノが手に入る時代。
まだ使えるのにファッション感覚で何の気なしに古いものを手放し、新しいものを手にすることが当たり前になっている今、1つのモノに気持ちを込め、大事にするという事、いなくなった車を通じて考えさせられるものがありました。

今我が家には新しい愛車が居ます。
ちなみのこの子もリーズナブルに中古車です(笑)。
2代目の愛車も長く乗れるといいなと思います。これからどんな思い出が作っていけるかとても楽しみです!