佐藤会計のスタッフメルマガ!!

はじめまして!・・・宮﨑です。

19.07.12
職員通信1
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私は6月より佐藤税務会計事務所に入社致しました。

短大を卒業後、私は両親に自分の好きな道を歩ませて頂き、自由にやりたいことを仕事にしてきました。
そんな私が2年ほど前から突然簿記を勉強し始め、ただ資格を取るだけで全く実務が身についていないので、勉強を続けながら実務を学びたいと思い、税理士事務所での就職を希望しました。
その時、佐藤税務会計事務所で求人をなされていて、面接の機会を頂き幸運にも採用していただきました。

なぜ簿記の「簿」の字も知らなかった私が税理士事務所で働きたいと思ったかと言うと、私の家は祖父の代から大手重工業の下請けで、磁石を作る町工場を営んでいました。 
庭の敷地内に工場があったので、私は幼い頃から汗まみれで働いている父の姿を見て育ちました。 
時々、数百円のお小遣いをもらい、工場の仕事を手伝わせてもらえるのが嬉しくて仕方ありませんでした。 
鉄と油の匂い、暑さでムンムンしている工場の中、私はそれでも一生懸命働いている父の隣で仕事を手伝わせてもらえることがとても幸せでした。 

私が短大生の頃、元請けの大手重工業が国内の下請けを全て切り、タイに工場を作り、安い賃金で磁石を作らせることを決めました。 
父の工場はそれでも祖父の代から真面目に経営したきたお陰で最後まで仕事を頂けましたが、とうとう完全にタイでの製造に切り替わってしまい仕事がなくなりました。 
その時の父の悲しそうな、寂しそうな後姿を私は今でもはっきり覚えています。 
そしてまだ学生で何もできなかった自分が悔しくて、悔しくてたまりませんでした。 

父は3年前に病気で他界しました。 

父が亡くなった後、私の中で父のように一生懸命汗水垂らし、小さな会社でも一生懸命頑張っていらっしゃる企業を助けられるような人間になりたいという強い思いが大きくなりました。 
そしてどうやったらこんな私でも、力になれるのだろうかと考えた時に、税務会計の力で企業を支えられるような税理士になりたいと思ったのです。 
税理士になって、中小企業に寄り添い、そこの社員の一員になったつもりで一生懸命支えたいと思いました。 

これが私が佐藤税務会計事務所に入社を希望した理由です。 
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佐藤税務会計事務所の入社日の前日に洗車をしました。
父は大の車好きで私も幼い頃は父と一緒によく洗車をしました。
父が亡くなってから、私が洗車をしてると時々、てんとう虫が車にとまるようになりました。
てんとう虫はオランダでは“lieve cheerbeestje”神様の小さな動物
欧米では「聖母マリアの化身」として言い伝えられていたり、世界的に見ても神様と繋がりがあると考えられてきたようです。

日本名である「てんとう虫」というのはてんとう虫が太陽に向かって飛んでいくことからお天道様すなわち、太陽神がその由来とされています。
幸福の訪れという意味の他にも「死者が会いに来る」といういわれもあるそうです。
亡くなった人がてんとう虫の姿を借りて会いに来る・・・
車が大好きだった父が、私が洗車をしている時に会いに来てくれるようになったんだと私は思っています。

そして入社日の前日に会いに来てくれた時はきっと、たくさんのお客様のお役に立てるように頑張るんだよと私を励ましにきてくれたと思っています・・・

これからたくさん勉強をし、一日も早く、たくさんのお客様のお役に立てるように頑張っていきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願い致します。