今夏はじめての原発稼働ゼロ ~間違った節電方法~・・・山田です
東日本大震災後、原発稼働ゼロで夏を経験するのは初めてのことです。
気象庁によると、今夏は昨年並みないし、昨年を上回る暑さになるとみられ、昨年より厳しい電力需給が予想されます。
政府は電力使用量がピークを迎える時期に備え、
7月1日~9月30日を「節電期間」とし自発的な節電を呼び掛けています。
夏の日中(14時)消費電力の内訳を見てみると、
エアコン・・・53%
冷蔵庫・・・・23%
テレビ・・・・ 5%
照明・・・・・ 5%
待機電力・・・ 4%
その他・・・・10%
やはりエアコンが、ダントツです。
エアコンの使い方ひとつで、かなりの電気代が節約できるのではないでしょうか?
そこで、自分たちに出来る節電方法は何か?考えてみました。
自分たちにもできる節電方法は・・・
①ちょっと暑いくらいならガマン、昼過ぎのうだるような暑さで耐えられなくなったらスイッチオン。
②人の出入りに合わせて、細かくエアコンのスイッチをオン・オフする。
思い浮かぶのはこのような2つの方法くらいですよね。
しかし、この2つの節電方法では残念ながら逆効果なんです。
「エアコンは涼しい朝からつけて、設定温度は28℃をキープ」これが正しい使い方なのです。
高くなった室温を低下させるのには、同じ温度を維持するよりも多くの電力を消費してしまいます。
さらに、一番暑い時間帯は電力消費のピークとなるため、ピーク時使用電力を押し上げるという結果になってしまいます。
よって、朝方の気温が30度になる前から28度前後でエアコンを付けておいた方が、電力消費を抑えることになる上、電力のピークシフトにも貢献できます。
節電のため、あるショッピングセンターでは、「クールシェア」をはじめています。
「エアコンを消してきました。」と言えば、冷たい飲み物のサービスや割引を受けられるなどなど・・・
思い込んでいた常識が、必ず節電に結びつくとは限りません。
そして、ちょっとした工夫で冷房効率をアップさせたり、快適に過ごせるようにもなります。
日本中を恐ろしい猛暑が覆っていますが、少しでも心地よく、そして熱中症にならないように暑い夏を切り抜けましょう!