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意外と大事!? 『やる気の出るスタッフルーム』のつくり方

19.02.04
業種別【医業】
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クリニックで働くスタッフの憩いの場となるスタッフルーム。 
“ただの休憩室”と考えて、おざなりにしていませんか? 
スタッフルームは、クリニックの円滑な運営スタッフのモチベーション向上のために意外と大事なものです。 

今回は、“スタッフのやる気を引き出すスタッフルームのつくり方”をご紹介します。
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体と心がくつろげる場所にする

スタッフルームの一番の目的、それはやはり“スタッフの休憩”です。
医療機関で働くスタッフは、患者さんの健康や命に関わる仕事に携わっているため、毎日の業務のなかで常に緊張を強いられています。
スタッフルームが緊張をほぐせる場であれば、業務の質や効率がアップするでしょう。

大阪府池田市にある内科クリニックでは、スタッフルームにアロマコーナーを設置しています。
休憩の際、スタッフはアロマに癒され、疲れた体や緊張した心をほぐしています。
その結果、業務中のスタッフの笑顔が増え、患者さんからも「スタッフが明るい」と褒められるようになったそうです。
また、それまでは多くみられたスタッフ間でのトラブルも少なくなったとのことです。
“スタッフルームでアロマを炊く”というちょっとした工夫で、さまざまな効果を得ることができたのです。

アロマ以外に、くつろげるソファやリクライニングチェアを設置するのもよいでしょう。
若い女性スタッフが多いクリニックなら、かわいらしい調度品を置くのもよいかもしれません。
スタッフルームを、“ただの休憩室”ではなく“体と心がくつろげる場所”にすることが大事なのです。


気持ちよく交流できる場所にする

スタッフルームには、“スタッフ同士が交流する場所”という側面もあります。
一度、ご自身のクリニックのスタッフルームを確認してみてください。
物があふれていて、落ち着いて話ができない環境ではありませんか?
もしそうなら、すぐに整理整頓するようにしましょう。

スタッフ同士が気持ちよく交流できる場所があることは、スタッフの定着率アップにもつながります。
また、ミーティングの場として活用することもできます。

奈良県奈良市にある美容外科クリニックでは、以前は診療室でミーティングをしていました。
ところが、手狭なスペースにスタッフがひしめき合うため、院長はスタッフ全員の顔を見ることができませんでした。
スタッフのほうも、話をしている人の顔が見えないため、じっくりと話し合うことができない状態でした。

そこで、クリニック内を改装して、広いスタッフルームを設置することにしました。
すると、ミーティングの内容が格段に濃いものになり、スムーズに意思疎通が図れるようになったそうです。

「スタッフルームはクリニックの舞台裏だから、荷物が多く、狭くても仕方ない」と思われている方もいるかもしれません。
しかし実は、快適なスタッフルームはスタッフ間のコミュニケーションを良好にして、診療にもよい影響を及ぼすものなのです。


“スタッフへの愛情”がやる気を引き出す

スタッフルームは、クリニックの“スタッフに対する愛情”を示すものでもあります。
快適なスタッフルームがあるクリニックと、雑然としたスタッフルームしかないクリニック。
スタッフはどちらに自分たちへの愛情を感じるでしょうか?

自分たちが大切にされているとわかれば、スタッフの仕事ぶりにも変化が現れます。
自分たちを愛してくれるクリニックへ貢献するため、スタッフは一生懸命に働くようになるでしょう。
スタッフルームの環境一つで、スタッフのやる気を引き出すことができるのです。


このように、クリニックにおいてスタッフルームは大切な要素です。
クリニックの状況によっては、広い場所は用意できないかもしれません。
しかし、座り心地のよい椅子を置くなど、快適にくつろげる場にするためのなんらかの工夫は必要です。

今回の話を参考にして、快適で便利なスタッフルームをぜひつくりましょう。