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忘年会 今年を忘れる?忘れない?・・・橋本です。

18.11.12
職員通信2
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皆様、そろそろ忘年会の予定が決まりだしていらっしゃるのではないでしょうか。
ふと、忘年会ってなんなんだろう・・
一年を忘れる会?忘れていいのか?と思い、調べてみました。


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忘年会とは広辞苑によると
「その年の苦労を忘れるために年末に催す宴会」とあります。 
今年1年の嫌なことや苦しかったことを忘れて、新しい気持ちで新年を迎えよう、ということですね。 

忘年会というのは日本独特の行事だそうです。
その由来ははっきりと特定されていないようですが、遡ること鎌倉時代。
貴族などの上流階級の人たちが集い、一晩中連歌(和歌などをつなげて詠うもの)を詠う「年忘れ」という行事が忘年会の起源だと言われています。
現在のドンチャン騒ぎとは違い、優雅に厳かに行われていたのですね。

現在の忘年会のスタイルに近づいたのが江戸時代。
庶民が、一年の労をねぎらい、杯を酌み交わすといった、現在に近い形の忘年会が存在していたようです。
しかし、武士階級では新年に主君への忠誠を誓う「新年会」の方を大事にし、忘年会や年忘れは行わなかったそうです。

そして、現在のように、忘年会が行事として慣例化したのは明治時代。
ボーナスが出て懐が暖かい政府の官僚や、年末年始の帰省前に集まる学生を中心に忘年会がにぎやかに開かれていたという記録があります。
これが世間に広まり、あたりまえの年中行事となったのですね。
忘年会は無礼講!と大騒ぎするようになったのはこの頃からとのことです。

ちなみに、「忘年会」という名前が文献に始めて出てくるのは、夏目漱石が明治後期に書いた「我輩は猫である」だそうです。文中では特に注釈もなく「忘年会」という言葉が使われているとのことですので、この頃には忘年会もかなり普及していたのでしょうね。


結局のところ、今年一年を忘れるための会なのか、忘れないための会なのか・・
どちらでもよいのだと結論付けました!
私の経験では、一年の労をねぎらって、新たな気持ちで新年を迎えるには、何より

飲みすぎないこと!

忘年会だからと飲みすぎてはしゃいで、翌年もその先もずっと語り継がれる苦い思い出・・
そういうことはすぐにでも忘れてほしい~と思うのですが。
そんな経験はありませんか? 私だけでしょうか・・

皆様、程よく騒いで楽しい忘年会を経て、どうぞよいお年をお迎えください。
(ちょっと早いですが)