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脳科学を知れば女心がわかる!?・・・安達です。

18.10.12
職員通信1
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先日あるセミナーを聞きに行きました。
脳科学からみた人間行動学をビジネスに活かすとうものが講演のテーマでしたが、その中でも一番面白かったのが、男性と女性の考え方や行動の大きな違いについてでした。
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講師の先生は(株)感性リサーチの代表で黒川いほこさんという方。
黒川さんはもともと富士通で人工知能の研究をしており、独立後企業の商品名やキャッチコピー、マーケティング戦略などを脳科学の目線からは手掛け、年間で100回近くのセミナーや講演をされる他、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」をはじめバラエティー番組にも多数出演されています。

講演の冒頭、人工知能の研究とは人間の脳を研究することから始まるとして、研究の結果、男女で脳の機能というのはまったく違う動きをするとうことがわかったのだそうです。

例えば、男性は「事実」という1本の通信線があるのに対して、女性は「心」と「事実」の2本の通信線をもっている、と言います。

どういうことかというと、
例えば、何か自分が間違った考えや行動をして、誰かにその間違いを指摘されたとき、
男性は自分が間違っていたという事実を受け入れると、事実と一緒に心の両方を納得させられるのに対し、
女性は「確かかにあなたの言うことは正しいわ」「でも、嫌なの」というように、事実は受け止めても、心は事実に伴って動かないのだそうです。

なぜ女性はそうなってしまうか。
それは、女性の脳は「怖い」「ひどい」といった嫌な感情は、強く働き、また長く残るんだそうです。
理由は「どうしてこうなってしまったのか」と原因を分析し、次はこうならないように、よりよく生きるセンスに変えようとして脳がこのような働きをするのですが、その原因分析には時間がかかる、だから分析をしながら嫌な感情というのも引きずってしまうのだそうです。
結果、「自分は間違っていた」という事実は理解できても、心の切り替えができず、イライラしたり、不安を感じたりといった状態が続くのだそうです。

でも、当然嫌な感情を長く引きずるのは辛いですし、やらなければならないことがあるときでも集中ができなくなってしまう。
そこで余計な感情をスイッチオフしたいとき、女性は誰かに「共感」を求めることで、ストレスを抑えようとします。共感してもらうことでそのストレスは半分どころか時には10%や0%になる、そのくらい共感とは、女性にとって非常に重要なものになります。

ちなみにどうして男性は女性に比べ嫌な感情を引きずらないのかというと、それはまだ人が原始的な生活を送っている頃、男性というのは家族が食べていくために、狩りをしていた。
ところが狩りはいつも危険と隣り合わせで、一つ怖い思いをしたからといって一々動揺し、気持ちを引きずっていたら、次の危険のさらされてしまう。
だから恐怖を感じても長く引きずらない、そんな脳の仕組みになっていったのだそうです。

ここで女心を知るお役立ち知識です。
男性の皆さん、もし奥さんや恋人が、あなたに悩みや愚痴をこぼしてきたとき、あなたはどうしますか?
多くの男性はここで問題や悩みの“解決策”を助言しようとします。(なぜなら男性は問題が解決しないことがストレスなので、つい解決策を言ってしまうのだとか)

しかし!ここで女性が求めているのは“解決策”ではなく“共感”なのです。
ここでどんなに正しい解決策を説いて聞かせたとしても「あなたの言うことは正しいわ」「でも、嫌なの」と、かえってイライラを募らせ、場合によっては「私の気持ちもわからないで!」なんて逆切れされてしまうかもしれません。

こういう時は「大変だったんだね、君の気持ちわかるよ」といった“共感”の言葉をかけてあげると、女性の不安な気持ちやイライラを抑えてあげることができます。
めんどくさい女心をわかって頂けたら、夫婦円満はまちがいないのでは!?