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ちょっぴり不気味な日本一のモグラ駅・・・安達です。

18.06.07
職員通信1
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少し前の話です。
確定申告の怒涛の日々がようやく終わった3月中旬、事務所の確定申告休みを利用して、群馬県のみなかみ温泉まで2泊3日で旅行に行ってきました。
旅行最大の目的は平日のゲレンデでスノーボードをすることだったのですが、ついでのつもりで立ち寄った「日本一のモグラ駅」がとても印象的だったのでご紹介します。
通称日本一のモグラ駅というのは、JR上越線にある土合駅という駅のこと。
何がモグラなのかと言うと、その駅ホームのある場所の深さに理由があります。

土合駅の下りホームは、駅の改札から462段の階段を降り、深さ約70mと改札からホームまでの標高差が日本一となっています。
東京都を走る地下鉄で、一番深いところを走っているとされる都営大江戸線の、地上からの最大深度が約49mとされていることからも、その深さは歴然。

さらに、これだけの高低差がありながら、駅とホームの間にあるのは階段のみで、エレベーター・エスカレーターなどは一切ありません。
そのため駅の改札を入ってからホームに到着するには、歩いて10分ほどかかってしまいます。

またホームまでの階段は電気がついているもののかなり薄暗く、階段の横を水がチョロチョロと流れ、壁は苔が生えていて、駅の構内を歩いているというより、秘密の地下トンネルの中を歩いているような、ちょっとした冒険気分を味わえます。

下りとはいえ、いきなり400段以上の階段を下ったため、情けないことにホームに着く頃には膝がプルプルと震えていました・・・。 

到着したホームは結構広く、階段よりは照明の数も多く明るい印象でしたが(写真は実際よりかなり明るめに撮れていると思います)、水の流れるような音の他に、トンネルの向こうから、はたまた遥か地上から聞こえてくる音なのか、絶えず「コー」というノイズが聞こえます。

ホームの中央には少し年季の入った雰囲気のある待合室と、真っ暗な運転事務室とかかれた部屋とトイレもありました。
ネット上の噂によると、構内を列車が通過するときの風と音も、なかなか迫力なのだとか。
ぜひ通過する列車も見たかったのですが、今回はタイミングが合わず断念。

土合駅には電車は平日で1日6本、土日で9本しか通りません。
登山に来た人が時々利用することもあるそうなのですが、3月半ばの平日に土合駅を利用する人はまずおらず、階段を降りるときに、観光で来たとみられる2組の夫婦とすれ違って以降は、結局ホームに人は一人も来ませんでした。

にもかかわらず、不思議とホームにいる間、遠くから何人かの人が喋っているかのような音が、ノイズに混じって聞こえるような錯覚が何度もありました(^^;
私は霊感的なものは全く感じない人なので、きっと空耳なのでしょうが、気になる方はぜひ確かめに行ってください。
ちなみに、帰りの階段はとーーってもしんどいです。
覚悟してください!