心の会計・・・柳です。
皆さんこんにちは、今月のメルマガは柳が担当します。
4月から先輩職員と一緒に、お客様のところへ同行しております。
来月は源泉所得税の納付月です。
納付の特例を選択されたお客様は、1月~6月の源泉所得税を7月に納めなければいけません。
会社員のように、給料から天引きされるのとは違い、実際に自分の源泉所得税を支払うとなると、同じ額を納めていたとしても、経営者の方は損した気分になりませんか?
そんな話を経営者の方と話しているうちに、学生時代に習った「行動経済学」の授業を思い出しました。
伝統的な経済学と違って、人の合理的ではない行動に着目した経済学です。
同じ内容であるにもかかわらず、言い方や受け取り方によって、印象が大きく変わってしまうということはありませんか。
それはフレーミング(思い込み)効果といいます。
例えば、病院で手術を受けることになり、医師から「99%手術は成功します。」と言われた場合と、「死亡率は1%です」と言われた場合とでは、大きく捉え方が異なってしまいますよね。
同じことなのに、「死亡率1%」と言われたら、100人に一人は死んでしまうのか・・・と悲観的になってしまいます。
コップに水が半分・・・、まだ半分あると思うのか、もう半分しかないと思うのか。
大事な試験が2日後・・・、まだ2日もあるから大丈夫と思うのか、2日しかないもうだめだと諦めるのか。
源泉所得税の納付に関してもそうかと・・・。
ちなみにジャンボ宝くじ1等本数60本!も確率にすると、1,000万分の1の当選確率でしかないそうです。
この数字を聞いてしまうと、とても残念な気持ちになりますよね。
言い方ひとつ、捉え方ひとつで、相手の反応や自身の気持ちが変わってしまう。
仕事の場だけではなく、日常の会話でもフレーミング効果を大事にしていきたいものです。
また、こういうことも日常よくあります。
預金が500万円あったとしても、200万円のローンを組んで車を買ってしまう。
利息のことを考えたら、現金で一括で払ってしまえば、かなりお得なのに・・・。
日々の生活で100円、200円の節約に励んでいるのにです。
でも実際、200万円の大金が一気になくなってしまうのは、抵抗があるし、子供の教育資金、老後の生活のため等々、理由は人それぞれですが、いざという時のために、預金しておきたいものですよね。
ひとは常に合理的とは限らず、一見するとなんで?という行動をしてしまいます。
人それぞれが心の中に、損とか得とかとは別の大事な「心の会計」を持っているのですね。
帳簿上の数字では見えない、お客様の「心の会計」にも寄り添っていける、そんな職員になれるよう努力していきたいと思う今日この頃です。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。