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皆さんこんにちは、税理士の佐藤です・・・「トヨタの問題解決」本を購入しました。

14.06.11
所長通信
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 トヨタでは、8つのステップに沿って問題を解決していくそうですが、その中のステップ4つ目では「なぜを5回繰り返せ」と言う項目があるそうです。

 
 一体どういう意味を表しているのか、これから解説していこうと思います。
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 現状を把握し、明らかになった課題を発生させている原因を究明し、その原因を突き止め取り除くことで目標を達成して行くのですが、目の前の要因に安易に飛びつき、それを解決したところで、それが問題を発生させる真の要因(真因)でなければ、また同じ問題に直面することになります。

 真因に迫れないと、対策も中途半端なものになります。
 
 
 トヨタでは、この真因に迫るために「なぜ」を繰り返します。

 「なぜを5回繰り返すのが、トヨタの文化だ」と言います。

 
 2回目,3回目の「なぜ」で真因が見つかるケースもありますが、問題解決に慣れていないと真因に達していない段階で「これが真因だ」と決めつけてしまうこともあります。
 

 

 例えば「若手営業マンの成績が落ちている」という問題があるとします。

 
 これを「なぜ」で考えていくと、次のような要因が考えられます。

 (なぜ①)なぜ成績が落ちているのか?・・・新規顧客を獲得できないから。

 (なぜ②)なぜ獲得できないのか?・・・訪問をしても、商談まで持ち込めていないから。

 (なぜ③)なぜ商談まで持ち込めないのか?・・・2回目の訪問が、出来ていないから。

 
 多くの人は「2回目の訪問が出来ていない」ことが真因と考え「2回目の訪問を増やす」という対策に結び付けがちです。
 
 
 
 ところが2回目の訪問を増やしても、若手営業マンの成績は伸びませんでした。

 つまり「2回目の訪問が出来ない」ということは、真因ではなかったのです。
 

 では、4回目と5回目の「なぜ」を続けていたら、どうなるでしょうか?

 (なぜ④)なぜ2回目の訪問が出来ていないのか?・・・商品説明が、うまくできないから。

 (なぜ⑤)なぜうまく説明できないのか?・・・商品知識が不足しているから。


 ここまで突き詰めて、初めて「商品知識が不足しているから」という真因に、たどり着くことが出来るのです。

 当然10回繰り返してようやく真因にたどり着く場合もあります。
 
 大切なのは、途中で「真因だ」と早合点せずに、問題が発生する真因を、最後まで絞り込んで行くことです。
 

 さて話は変わり、私のゴルフの話になりますが、最近はすっかり「シャンク病」にかかってしまい原因が分かりません。

 新しくゴルフクラブを買い替えたのですが、どうやらこれは問題の真因ではなかったようで、今のところ残念ですが、問題解決には至っていません・・・。