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「大学ラグビーで9連覇達成した常勝集団」・・・山田です。

18.05.10
職員通信2
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2018年1月7日、第54回全国大学ラグビーフットボール選手権大会
決勝 帝京大学―明治大学
帝京が21-20とわずか1点差で勝利し、大学選手権9連覇を成し遂げました。
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常にスター選手のような逸材がそろえば、その間連覇することは可能でしょうが、 大学生は4年で卒業し、メンバーが入れ替わります。
チームを高いレベルに保ち毎年優勝を続けることは、大学スポーツでは非常に難しいとされてきました。

この前人未倒の9連覇を達成した帝京ラグビー部の岩出雅之監督に
「勝ち続ける秘訣を教えてほしい」
「いまどきの若者のやる気を引き出すコツは何ですか?」
と、企業やさまざまな団体から講演依頼が殺到しています。

「業界の常識はたいてい非常識」
「逆転発想」

従来の体育会組織といえば、縦社会で上下関係が厳く4年生は「神」、1年生は「奴隷」のように雑用をこなすのが一般的でした。
驚いたことに帝京大学の組織文化は全くその逆で、 4年生が学生寮、グラウンド、トイレ、クラブハウスを掃除します。
練習が終わってからの食事の準備、ワイシャツのアイロンがけも上級生の役目。

理由は、1年生というのは心理的に余裕がありません。
新しい生活環境に慣れるまで時間がかかります。
精神的に余裕が無い状態で雑務をどんどん押し付けれると勉強やラグビーに向ける心理的エネルギーが枯渇してしまいます。
環境変化に心理的エネルギーを浪費して枯渇してしまうと勉強にもスポーツにも仕事にも打ち込むことはできません。
一方、4年生は学生生活、部活動はすべて熟知しており心理的に余裕があります。
4年生は自分が下級生のころ同じように4年生から世話を焼かれた愛情を授かっていたので雑用をこなすことは当然。
下級生から尊敬、感謝されることに喜びを感じるようになります。
そして、下級生は上級生から大事にされることで、上級生に対し尊敬の念やあこがれを抱くようになるのです。

余裕のある人が余裕のない人の仕事を引き受けるから、組織全体にも余裕がでてくる。
この余裕のある組織文化がモチベーション向上、信頼関係、絆の強さにつながっているのだなと感じました。



その他にも、ビジネスに役立ちそうな目からウロコの発想を知りたい方は
岩出監督の「常勝集団のプリンシプル」をご一読ください。