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会計事務所の監査担当の仕事を紹介します・・・藤田です。

18.05.10
職員通信1
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会計事務所の監査担当の仕事を紹介します。
主に、経理部門に関係するのですが、 クライアントである企業様の作成された財務データを月次で締めていただき、 その結果作成されるデータの貸借対照表や損益計算書が、会計要領に従って処理されているかどうかを確認し、そのデータをもとに、月次の業績を経営陣の方と一緒に検証し、対策を一緒に考えさせていただいています。
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当事務所では「会計で会社を強くする」をテーマにしています。

クライアントの企業様の現状を分析するには、常に正確な会計データをもとにしなければいけません。
正確なデータでなければ、今後の業績の予測をし、改善、改革の方向を間違った方向にもっていってしまうかもしれません。
クライアント様に正しい判断をしていただけるように、正確な数字を正確な言葉でお伝えできるように、を心がけています。

ただ、私は会計だけでは、会社を強くすることができるとは思っていません。
会社はそこで働く人がいて成り立っているので、その人たちの心がつながっていないと、強くならないのではないかと思います。
それぞれが、やり方は違っても同じ思いで、業務を行っていってそれが大きな束になり、強い会社になっていくのではないでしょうか。
そのためには、コミュニケーションがとても大切なのではないかと思います。

このコミュニケーションを大切にするという心がないと、真に強くならないのではないかと思います。
毎月、企業様に出向いて業績を報告している私自身も、会社の方々と心からお話ができるようにならないと、会計を、会社を強くすることはできないのではないかなと感じています。
そこで、日々どうしたらクライアント様とコミュニケーションが取れるかと悩んでいる毎日です。

そんな中、ある本の中で、こんな文章をみつけました。

古代ギリシャの哲学者アリストテレスが著した「弁論術」に人を動かすためのスキルやありかた、人間心理について詳細な分析が記されており、いまだ欧米の知識層の間ではバイブルとされている。
その中では人を説得し動かすための要素として

①エトス(信頼)
②パトス(感情)
③ロゴス(論理)の3つを挙げている。

エトス(信頼)は話し手の人柄、徳、信頼性を意味している。信頼性を得るうえでは相手に対して好意を示し、仲間意識を持ってもらうことが必要である。
パトス(感情)は、話し手は相手が抱いている気持ちや感情を理解し、共感するとともに感情に訴えかけることを意味している。
ロゴス(論理)は推論、例証を用いて論理的に話の正しさを伝えることを意味する。

自分の仕事のうえでも、あてはまるのではないかと思いました。
まずは、実績や正確で丁寧な対応などにより、お客様から信頼を得る必要があります。
信頼が得られると発する言葉に力が宿ります。
そのうえで、会計を正しく理解して会社の数字を知る必要性を論理的に説明します。
そのために重要なのが「理由」と「数字」です。
なぜ、必要なのか、その理由を説明し、メリットを数字で表現します。
さらに、お客様の感情を動かします。
貸借対照表の数字ができるまでの物語、損益計算書の利益を作り上げた物語を伝えることで感情を動かします。
うまく活用できるようになると、もっとお客様とコミュニケーションが取れるのではないかと思いました。