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猫だって芸をおぼえます!・・・安達です。

18.01.12
職員通信1
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明けましておめでとうございます。
今年はイヌ年ですが、ここ最近の猫ブームの影響で、テレビ、Web、広告のいたるところで猫の姿の方をよく見かけるようになりました。
猫好きの私としては猫の姿を目にする機会が増え嬉しい限り(^^)テレビで聞いた話には、今まで日本で飼われている犬と猫の割合は、犬の割合の方が高かったそうなのですが、昨年初めて猫の割合の方が多くなったのだとか。
そんなブームの影響か、猫のショーが見れる動物園があるとテレビで紹介されていたので、見にいってきました。
ショーということなので、猫が芸をしている姿が見られるということなのですが、芸と言ったら犬やサルが覚えるもので、猫が芸を覚えるなんてちょっとイメージがつかず、半信半疑ではあったのですが、実際にショーを見てびっくりさせられました。

ショーに出てくる猫ちゃんは正確にはわかりませんが10匹前後でしょうか。また1匹の猫がやれる芸は1つ。それをトレーナのお姉さんの指示に従って何匹もが入れ代わり立ち代わり、スピーディかつしなやかに披露してくれます。


芸の内容は種類も難易度もさまざま。会場の天井に貼られたロープを走って見せたり、小さめのフラフープのような輪っかを飛んでくぐって見せたり、中にはひたすら木箱の上で寝ているだけの役の子もいました(笑)
その中でも一番すごいと感じたのは猫の大玉乗り。猫の体の倍くらいの大きさの大玉ですが、上手に乗りこなし、会場の端から端を移動して見せてくれます。


芸の内容にも感激しましたが、何より衝撃を受けたのは猫が人の指示命令に従って動いているということ。一般的な猫のイメージ、というか実際実家の猫もそうですが、気まぐれ気分屋で、犬のように人の言うことを従順には聞いてくれません。
いったいどうやってここまで芸を覚えさせたのか・・・

実家の猫に芸を覚えさせる気はありませんが気になって調べてみると、やはり猫に芸を覚えさせるには猫の性格や習性に合わせたコツがあるようです。

基本は犬と同じように、好物の食べ物で釣って教え込むようですが、そこでもポイントになるのが猫の習性。お腹いっぱいだと乗ってくれず、逆にお腹が空き過ぎても「食べたい」が優先になり芸どころではなくなってしまうそうなので、「ほどよくお腹が空いているとき」がベストなのだそうです(笑)ちなみにショーの猫ちゃんたちも自分の芸を終えた最後には、必ずトレーナさんの手から何かをもらっていたのでこれは納得!

また芸を覚えさせるには、食べ物以外のご褒美というのも有効に使っていくそうですが、よく犬の調教のシーンではご褒美のおやつと一緒に「よしよし」「いい子だね」といってほめてあげる姿をよくみます。犬にとってほめてもらうことはこれも大切なご褒美になるのですが、猫にはこれが通用しません。

犬は本来群れで狩や生活をするため、「ほめられる」=「群れに受け入れられる」ということで、生きていくうえで非常に重要なことなのですが、猫は単独で生活することがほとんどであるため、ほめられることが重要という感覚にはならないのだそうです。
どうやら猫にとってご褒美となるのは、ほめるために頭をなでるのではなく、頭をなでられて気持ちいい!と感じた時だけみたいですね(^^;

その他に猫に覚えさせるコツはあるみたいですが、よくわかったのは猫に芸を覚えさせるのは、気まぐれな猫たちの性格を受け入れた上で、ものすごーく根気と時間が必要ということでした。そう思うとショーの猫ちゃんもすごいですが、トレーナのお姉さんたちにも感服です。


ちなみに猫のショーがやっている動物園というのは、栃木県那須町にある那須動物王国というところ。動物園といってもライオンや象やキリンといった大型の動物・猛獣はおらず、いるのは犬・猫・馬・やぎ・羊といった牧場にいるような動物たちがたくさんいます。その為動物たちと直接触れ合えるようなコーナーも沢山あり、さらに猫以外にもいろいろな動物たちのショーが、1日の間に何回も開催されています。ショーのトレーナーさんたちはトークもとっても面白く、大人でも楽しめるような内容になっているので、ぜひおすすめです!