税理士の佐藤です・・・脳の様々な性格
科学の発達に伴い、昔はブラックボックスとして扱われていた脳も、
MRIによる脳スキャンのデータの統計等により、
少ないコストでより最適な広告宣伝を行う、と言ったマーケティングに役立てることが可能になってきました。
脳の様々な性格を知ることで、購入者の脳を支配し、有利なマーケティングにつなげることが出来ます。
例えば脳は「絶対的価値を判断するのは苦手だが比較するのは得意」と言う性格が有ります。
その性格を使って次のような売上増加につなげた例が有ります。
100人の顧客に次のような雑誌の売上があったとします。
①ウェブ版での購読------------月額6,000円 (68人が購入)
②ウェブ版と印刷版のセット販売----------月額12,500円 (32人が購入)
(売上合計808,000円)
さて、そこに下記の②の商品を加えた結果以下のようになりました。
①ウェブ版での購読------------月額6,000円 (16人が購入)
②印刷版での購読------------月額12,500円(0人が購入)
③ウェブ版と印刷版のセット販売----------月額12,500円 (84人が購入)
(売上合計1,146,000円)
②の印刷版での購読月額12,500円というおとりを加えることで、
ウェブ版と印刷版のセット販売の購入者が増え、売上合計が338,000増加しました。
この場合、もちろん②を購入する人はゼロです。
そして③の商品にお得感を出すことで、付加価値の高い③の商品の売上を増やすことが出来た訳です。
私たちの脳は知らないうちに、脳マーケッターに支配されて、購入選択をさせられているのかも知れません。