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ある牧場のお話・・・佐藤友子です。

17.07.14
職員通信1
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以前お話したことがあると思いますが、私の実家は千葉県富里市にあり、前隣りに個人牧場があります。

毎年春には2頭ずつ仔馬が生まれます。

関東で仔馬が見られるのはここだけで、他の牧場は皆北海道へ移ってしまったとの事です。

そんなお隣さんが、テレビのインタビューに出たことがあるので、回覧版を持って来たご主人(牧場主さん)に、「テレビに出たのはお宅さん?」と聞いてみたことがあります。

時々マスコミ関係の方から電話があり、馬の取材で北海道まで行くのは大変なのでしょう、「今から行って良いい?」(知り合いになっているようです)と取材に来たり、たまに自分の馬がネットにアップされていることがある、と笑顔でおっしゃっていました。

 

その牧場で今年のゴールデンウィークに、仔馬が生まれました。

4月末の予定日を過ぎても生まれないからでしょうか、実家の前の道をお腹の大きな母馬が、牧場主さんに引かれて何度も何度も往復していました。私も無事に生まれますようにと願っていました。

 

そして1週間後に実家へ来た時には、可愛い赤ちゃん馬がお母さんのそばにいました。

お母さんも元気そうです。良かった(^◇^)

 

遠くからですが仔馬ちゃんを見ていると本当に可愛いくて、お母さんのオッパイを飲んだり、牧草を食べたり、ただ立っているだけでも可愛いです。(赤ちゃんは人間も、どの動物も可愛いですよね)

週一のペースで実家に来ているのですが、仔馬がどんどん大きくなっていくのがわかります。

馬は3~4年で生馬になると言われているのも納得です。

 

馬は立ったまま寝るといいますが、馬の赤ちゃんは良く横になって寝ています。

(まだ体力がないので疲れて休んでいるのかな、今度お隣さんにお会いしたら聞いてみようと思います。)

生後2か月になる頃には元気に走り回っていて、スピードのコントロールに失敗したのか、コーナーで滑って転んでいるところを目撃しました。

中々起き上がれず、右から、左から弾みを付けて、何度も挑戦して起き上がろうとしている様子を見ると、足でも痛めたのではないかと心配になるほどで、起き上がるのに苦労しているように見えました。

馬は横になったら中々起き上がれないから立って寝る、若く元気が良いか、病気の時くらいしか横にならないのだと聞きましたが、見ていて本当にそうなのだと実感しました。

 

また、そこの牧場には、引退して余生を送っている馬がいるとの事。

その馬は、今年の初めに大怪我をして、獣医さんにはもう安楽死しか無いでしょうと言われたけれど、父親の後を継いだ時からの長い付き合いなので、可哀そうでできず、2か月たってやっと外に出られるくらいに回復してきたと話してくれました。

馬主さんの愛情深さに感動です。

 

 

 手塩に掛けて育てた馬が、レースで走るのを見るのも楽しみだし、友人知人とそれぞれの馬にあるドラマ等の話が出来れば尚楽しいと、優しい笑顔で話してくれました。
今年は1頭しか生まれませんでしたが、来年は2頭生まれるといいですね。