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もうすぐ春ですね・・・柳です。

17.03.10
職員通信2
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春といえば、いつもキャンディーズの歌が頭をかけ巡ります。

 

重いコート脱いで出かけませんか♪
もうすぐ春ですね♪恋をしてみませんか♪

 

そういうわけで3月に入り暖かくなってきたので、
一度行ってみたかった「すみだ北斎美術館」に行ってきました。

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一年くらい前に初めて上野の美術館に行って以来、
美術館にはたまに行くようになりました。

「すみだ北斎美術館」はその名の通り、
葛飾北斎の展示がメインの美術館です。

昨年の11月にオープンしたそうなので、
まだ開館から3か月ちょっとです。


場所は両国駅から徒歩10分くらいといったところでしょうか。
思ったより小さく、こじんまりとした印象でした。

足を踏み入れると・・・
美術館特有の静寂の心地よさ、一瞬でもその絵の中に入っていく感覚、日常を忘れられるそんな空間が広がっていました。




誰もが知っている富嶽三十六景だけでなく、北斎の花鳥画なんかも見どころの一つでしょうか。

 

絵師として北斎の能力はすごいものがあったのでしょう。

しかし北斎の描いていた錦絵というものは、
北斎の力だけではここまでいい作品にはならなかったのだろうと思います。

下書きを描く絵師がいて、それを原木に彫る彫り師がいて、
そこに絵師の思いにあった絵具を使い摺っていく摺師(すりし)がいて、
そしてようやく初めて北斎の思い描く錦絵が仕上がるそうです。

北斎の思い描いた世界を表現するには、最高の彫り師と摺師が必要不可欠だったのです。
だれか一人でも欠けていたら、ここまで北斎の作品は残らなかったかもしれません。

「すみだ北斎美術館」ではそんな錦絵の作業工程も映像で紹介していました。

 

北斎から彫り師へ、彫り師から摺師へ、仕事を任せる信頼感とそれに応える知識と技術。

時代は変わっても、仕事をしていく上で重要なことは何も変わらないのですね。

相互の信頼関係…、そんな事を考えた休日でした。

 

皆様も、お時間あったら、一度訪れてみてください。