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最低賃金の引上げ……須藤です。

26.09.10
職員通信2
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先日、最低賃金引き上げのニュースがありました。
今回の改定による最新の時給基準は以下の通りです。
千葉県:1,195円(現行から55円引き上げ)
東京都:1,280円(現行から54円引き上げ)

千葉県の企業様にとっては、隣接する東京都との「85円の価格差」による人材流出リスクや、月給制正社員の時給換算チェックなど、事前の備えが欠かせません。

それにしても、なぜ最低賃金はこれほど毎年上がり続けるのでしょうか?気になって少し「最低賃金の歴史」を調べてみました。
世界で初めて最低賃金が生まれた19世紀末の動機は、労働者保護だけでなく「不当に安い賃金でライバルを潰そうとする悪質な企業(マフィア等)」を市場から排除するためだったそうです。「これ以下の価格競争は禁止!」と国がルールを作ることで、真面目な会社を守ったのが始まりになっています。
また、日本で初めて最低賃金法ができた昭和34年当時、対象となったのは「缶詰」や「羊毛」といった輸出産業でした。当時、海外から「日本は労働者を安くこき使って大量輸出している」と批判されたため、「国際社会に認められる一流国になるため」に作られたという背景があります。
時代は流れ、平成の「アベノミクス」以降は、生活保障という目的を超えて「給料を強制的に上げて経済を回す(内需拡大)」という国のメイン政策になりました。
そして現在の「インフレ」と「人手不足」が重なり、今や前倒しで「全国平均1,500円」を目指す超ハイペースな引き上げが続いています。
国が「全国平均1,500円を目指す」としている以上、今後も最低賃金は上がり続けていくことはほぼ確定です。人件費の増加を前提とした業務の見直しがこれまで以上に求められてくるかもしれません。