最近の採用、ちょっと変わってきた?……巻田です。
ここ数年、「求人を出しても応募が来ない」「人手不足で困っている」という話を、お客様からよく耳にしてきました。
一方で最近は、「意外とすぐに採用できた」「良い人材と出会えた」という声も少しずつ増えてきたように感じます。もちろん業種や地域によって状況はさまざまですが、採用を取り巻く環境は少しずつ変わってきているのかもしれません。
以前は「給与を上げれば人が集まる」こともありましたが、今はそれだけでは難しい時代です。もちろん給与は大切ですが、それ以上に「どんな会社で働くか」「どんな働き方ができるか」を重視する人が増えています。休日の取りやすさや職場の雰囲気、人間関係、福利厚生、教育体制など、会社選びの基準は以前よりずっと幅広くなっています。
その中でも、働き方の柔軟性は大きなポイントです。総務省の「令和7年版情報通信白書」によると、テレワークを導入している企業は全体の約5割弱で推移しており、ここ数年は大きな増減はありません。コロナ禍で急速に広がったテレワークですが、今では「全員が毎日出社」「全員が在宅勤務」という極端な形ではなく、業務内容に応じて出社とテレワークを組み合わせるなど、それぞれの会社に合った働き方として定着してきています。
もちろん、業種によってはテレワークが難しい場合もあります。しかし、事務作業の一部だけでも在宅勤務にしたり、オンライン会議を活用したりと、部分的に取り入れられるケースもあります。採用力の向上や社員の満足度アップにつながる可能性もありますので、「自社ではどこまでできるだろう?」という視点で一度考えてみるのも良いかもしれません。
また、中小企業には中小企業ならではの魅力があります。経営者との距離が近かったり、自分の仕事が会社の成長につながっていることを実感できたり、挑戦できる機会が多かったり。こうした魅力は、給与だけでは伝わらない大きな強みです。
私たち会計事務所でも、「人を採用したら利益はどれくらい減る?」「昇給すると会社の負担はどのくらい増える?」といったご相談をいただくことがあります。採用や賃上げは会社の未来への投資だからこそ、感覚だけでなく数字を見ながら判断することが大切です。
会計や税務は「申告のため」「税金を計算するため」というイメージがあるかもしれませんが、本来は経営判断を支えるためのものでもあります。採用や設備投資など、大きな決断をするときは、ぜひ数字も活用してみてください。
「うちの会社の魅力って何だろう?」そんなことを改めて考えてみるだけでも、新しい気づきがあるかもしれません。
私たちも、数字の面から皆さまの経営をサポートしていきますので、お気軽にご相談ください。