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皆様こんにちは税理士の佐藤です……慣れた頃にだんだん値上げをして行く方法

25.08.07
所長通信
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先月ご紹介した価格スキミングとは流行を追うアパレル商品の様に、季節の初めは高い価格で設定して売れなくなるにつれてバーゲン価格で安売る方法ですが、それとは逆に最初安くして慣れた頃にだんだん値上げをして行く方法もあります。

「市場浸透価格」という方法で最初は利益を度外視して低価格で売って顧客を増やし、使い込んで操作や機能に慣れると乗り換えるのが億劫になり囲い込まれた頃に「スイッチングコスト(切替のストレスによるコスト)」を利用して値上げをして行くという方法です。
例えばANAやJALのマイルも囲いかまれると切り替えが難しいですし、スマホのアイフォンやアンドロイドもパソコンのウィンドウズも一度操作を覚えると切り替えが面倒になります。
代表的な所ではアマゾンが赤字を出しながら巨額の投資をして先行者優位を築いた例があります。身近な所では、市販の会計ソフト弥生会計・フリー・MFクラウドはタダのような価格からスタートしましたが、普及が進んだ今では大幅に値上げが始まっています。