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経費の注意点……巻田です。

25.08.06
職員通信1
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今回は、よくある経費処理の注意点についてお話しします。

会計事務所で働いていると、「これも経費で落としといて!」という一言を、一度は聞いたことがあるはずです。

でも「なんとなく経費っぽいから」と軽い気持ちで処理してしまうと、後になって痛い目を見ることもあります。

経費はしっかりと要件を満たしていないと、税務調査の際に否認されるリスクがあるため、正しく処理する知識と意識が、とても大切なのです。

✕経費にできない“あるある”例
家族旅行:「打ち合わせがあった」ことにしたい気持ち、わかります。家族の交通費・宿泊費は個人負担。同行した取引先の分しか経費になりません。
自宅の家具購入:「仕事のストレスを癒やすため」では、経費にはなりません。
高級腕時計:「営業の印象アップのため」←気持ちはわかりますが、資産計上または個人使用扱いです。
飲み会全額:「誰かと話したから接待」←領収書に「相手の氏名・関係性・会食目的」の記載がないと、税務署から否認される可能性が非常に高くなります。
税務調査では「この接待は本当に必要だったのか?」「誰と? 何のために?」といった点を厳しくチェックされます。
したがって、日付・相手先の氏名・肩書・目的などを領収書や別途記録にしっかり残しておくことが重要です。

□経費にするには“3つのチェックポイント”
事業に直接関係しているか?
業務遂行のために必要か?
証拠(領収書・説明・記録)があるか?
これが揃えば、堂々と経費にできます!
逆にここがグレーだと、税務調査で否認されるリスク大です。

会計事務所は「経費を否定する人」ではなく、「これは経費です。と自信を持って言えるようにお手伝いする人」です。
経費にできる可能性があれば、どうすれば正しく処理できるか、アドバイスいたしますので「これは経費にできるの?」と迷ったら、お気軽にご相談ください!