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皆様こんにちは税理士の佐藤です……利益率低下の意外な盲点

25.05.15
所長通信
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しっかりと利益率を設定して商売をしているつもりでも、結果的に設定した利益率よりも低い利益率になっている場合があります。安売りはしていないつもりでもいつの間にか安売りをしてしまっているケースとはどのようなケースなのでしょうか?

価格設定や見積書でしっかりと利益をとっているつもりでも次のようなことで利益率が落ちてしまっているケースがあります。

①  仕様変更・・・もっと小さいのが欲しい

②  アフターサービス・・・以前はタダでやってくれた

③  数量変更・・・1個だけ追加で欲しい

④  時間・・・急ぎでお願いします

⑤  値引き・・・支払いの際の端数切り

 

これらのお客様のわがままをそのまま受け入れてしまうと結果的に利益率は落ちてしまいます。その対策として以下のことが考えられます。

①  この価格は仕様を○○とした場合の見積もりです。設計変更の場合は別途料金が発生する旨を見積書に謳っておく

②  アフターサービスの期間を予め明確にしておく

③  数量変更については別途見積もりさせて頂く旨を見積もり書に謳っておく

④  特急料金を請求する。→「それでも良いから間に合わせてくれ!」

⑤  「お客様、製品価格の101,000円のうち1,000円が当社の大切な利益なのです。これがなくなってしまうと利益が残らなくなってしまうので、それだけはご勘弁ください、ただ、お客様の立場もあると思いますので、当社の精いっぱいのご対応として100,090円に値下げさせて頂きます。」相手の顔をたてつつ対応する。

などの対策が考えられます。1%の利益を絞り出す努力をしてみてはいかがでしょうか?