多様化、始まる……藤井です。
先日、ベルクというスーパーに家族で買い物に行った際、あるポスターを見かけました。
そのポスターには「従業員の身だしなみ。多様化、始まる」と記載されており、「ベルクは多様性のある社会実現に受けて一歩を踏み出し、頭髪・ネイル等の基準を大幅に緩和しているため、お客様のご理解ご効力をよろしくお願いします」という内容のものでした。
緩和している内容としては、ヘアカラー、ヘアスタイル、ヘアアクセサリー、ネイル、ピアス、指輪など具体的な項目が記載されており、そのポスターを見た後に従業員を見てみると、確かに緩和されているなと実感しました。
調べてみると更に具体的な内容として、勤務中の髪色と髪型が自由になり、ヘアアクセサリーとピアスも装着可能。指輪は突起がないもの、ネックレスは衣服の上に掛からなければOK。また、付け爪はこれまで通り禁止だが、ネイルカラーは認められるようになったとの事。
いずれも「常に衛生的かつ清潔であり、お客様に不快感や恐怖感を与えないこと。作業性と安全性を考慮し、業務に支障を与えないこと」が前提条件のようです。
緩和の背景には、若者のファッションの変化や外国人労働者の存在があったようで、求人の応募件数も増加したとの事。また、従業員の方でも「モチベーションが上がった」「今まで以上に接客に対して意欲的になった」と話す人間も出てきているようです。
当初は来店客から「金髪の店員さんがいる」と驚かれ、スーパーにはふさわしくないという批判も寄せられましたそうですが、現在ではSNS上でも「近所のベルクに金髪でテキパキ働く男の子がいる」「髪色自由だけどちゃんとしてる」「ツーブロックの女の子いるけど感じいい」などの投稿が見受けられるようになっているようです。