皆様こんにちは税理士の佐藤です……ある日家電量販店に行って何気なくパソコン売り場を眺めていたら……
皆様こんにちは税理士の佐藤です。
ある日家電量販店に行って何気なくパソコン売り場を眺めていたら、オタクっぽい店員が寄ってきていきなり相手の話も聞かずに専門用語でちんぷんかんぷんな話をしかけてきて、思わず眉をひそめてしまったという経験はないでしょうか?
この状況を救ってくれるのがTTMという販売方法です。
TTMとはtrans theoretical modelの略です。これは消費者のレベルを5段階に分けて1段階ずつレベルアップして行く方法です。
第一段階 (検討以前) 存在すら知らない必要性すらわからない
第二段階 (検討) 知っているけど決心がつかない
第三段階 (準備) 買う事を考えているがもっと情報が欲しい
第四段階 (行動) 買うと決めている
第五段階 (継続) なくてはならない存在になっている
まずはいきなり第3段階から入るのではなく「今うちの商品についてどんなことをご存じですか?」の質問から始めます。「何も知りません」「もうもってますよ」相手のレベルがどこにあるのか確認してから説明に入れば無駄な労力が節約されるし顧客も安心します。そしてTTMを意識して1段階ずつレベルアップをしてゆきます。顧客は話の最初の方で理解度が高ければ高い程契約の率が高くなる傾向があります。
また、TTMはチラシやパンフレットと言った広告宣伝を出す場合にも役立ちます。
この場合3種類の取組が考えられます
1、段階に関係なくすべての顧客を対象に広告、資料を作る
(ある程度知っている人は知らない部分だけを読むことが出来ます)
2、第一段階から第五段階に進んでいく広告、資料を作る
(第一段階で商品を紹介し、前回のモノを受けて次の段階に進むという具合の広告)
3、ウェブサイト等で 自分の段階に適したサブページを選べるようにボタンをつくる
このようにすることで顧客が今どのような状態にあるかを見極めて、しっかりと相手の世界に入って行くことで時間の節約にもなり顧客にも大いに関心を持ってもらえます。