TFSコンサルティンググループ/TFS国際税理士法人 理事長 山崎 泰

『ベンチャー企業』は突然変異!?

15.03.16
経営全般
dummy
『“軒先ビジネス”・・・ビジネスコンテストもTKCも先見の明!』記事からの続き)


■ 『ベンチャー企業』は、突然変異?!


株式会社ウィルグループ主催 『Business Contest YOAKE2014』
プレゼンテーション終了~審査発表の間、特別ゲストとして講演されたのが、マネックス証券の松本 大 氏

テーマは『ベンチャー企業』・・・
まさにベンチャーの旗手だけあって、ひと言ひと言に、とても説得力があるのです!

ベンチャーとは、中小企業の一形態ではない。
ベンチャー=冒険=新しいことにチャレンジすること。
ダーウインは、ガラパゴス島で ”突然変異種” を発見する。
最初は”突然変異”でも、周りの新しい環境に適合すれば、
種そのものが大きく進化していくことを発見することになる。



(つづく)
■ キリンの首は、短かった・・・

そもそも、もともとキリンの首は短かったと言われている。

そんななか、”突然変異種” として、首の長いキリンが生まれる。

いざ”突然変異種” が生まれてみると、実は餌を食べるにも、遠くの外敵を見つけるにも、 
首が長い方が周辺環境に適っているではないか。。。
そして移動するのにも、首の長さは、さほど邪魔にならない。 

そのうち、”突然変異種” のほうが、生存環境により適合するようになっていく。
そうなると、種そのものが”首の短いキリン” から ”首の長いキリン” に変容していく。 

実は、会社でもそれと同じことがいえるのでは。。。 

“突然変異的”に、これまでとは異なるような会社、事業形態が生まれる。 
でも、そんな会社や業態が、社会や環境に適合しているのであれば、
次第に市場に浸透し、ひいては市場を席巻するようになる。


■ マネックス証券も、“突然変異種”?!

1999年に創業した当時、マネックス証券はじめオンライン証券は、まさに ”突然変異種” !


しかし数年後には、オンライン証券は、日本中の個人向けの株売買の80%を占めるまでに一気に成長。
いまでは、なんと個人向け株売買の98%に。 

結果的に、個人向け株売買のあり方そのものを、変えてしまった! 

”突然変異種”には、もちろんリスクもともなうが。。。 
”突然変異種” が生まれなければ、社会自体が進化していかない!! 


⇒『『ビジネスモデル』を築き上げるために・・・』記事に続く